鎌倉版 掲載号:2019年8月9日号 エリアトップへ

「鎌倉を古典研究の拠点に」 市が「仙覚文庫」設立へ

文化

掲載号:2019年8月9日号

  • LINE
  • hatena
「鎌倉の見越の崎の岩くえの君が悔ゆべき心は持たじ」「まかなしみさ寝に我は行く鎌倉の水無瀬川に潮満つなむか」の記載がある「万葉集 十四巻」版本(1709年・鎌倉文学館蔵)
「鎌倉の見越の崎の岩くえの君が悔ゆべき心は持たじ」「まかなしみさ寝に我は行く鎌倉の水無瀬川に潮満つなむか」の記載がある「万葉集 十四巻」版本(1709年・鎌倉文学館蔵)

 新元号「令和」の出典として話題となった「万葉集」。鎌倉市はこのほど、市制80周年事業の一環として、万葉集をはじめとした日本古典の研究拠点を目指す「鎌倉仙覚文庫」を設立すると発表した。今秋の式典に向け、関連行事を開催予定だ。

 万葉集の中には鎌倉を詠んだ歌が3首、鎌倉出身の防人が詠んだ歌が1首ある。また妙本寺(大町)には、鎌倉時代に万葉集研究に功績を残した学僧・仙覚を顕彰する史碑が建っている。

 こうした鎌倉と万葉集とのゆかりを踏まえ、市制80周年事業の一環として「鎌倉仙覚文庫」の設立を決定した。

 同文庫は市中央図書館を拠点とし、同館や鎌倉文学館が所蔵する万葉集、古今和歌集、源氏物語、源実朝、東国和歌に関する書籍を集約。また市は、青山学院大学と包括協定を締結し、同大学文学部日本文学科の小松靖彦教授らの協力のもと、研究を進めていく。

 さらに、仙覚の著書の原本やその複製、仙覚に影響を受けた近世国学者の万葉研究書などの購入、もしくは市民に寄贈を呼びかける。

関連イベントも

 今年11月の市制80周年式典に向け、市内図書館や鎌倉文学館所蔵の関係書籍一覧を作成し、定期展示を企画。そのほか、妙本寺で市民向け「万葉集講座」や、万葉集研究の第一人者で令和の考案者ともされる中西進氏を招いた講演会の開催なども予定されている。

 市担当者は「市民の皆さんに、日本古典と鎌倉との深いつながりを知っていただければ」と話している。

 問い合わせは市共創計画部文化人権課【電話】0467・23・3000(内線2517)へ。

鎌倉版のトップニュース最新6

市指定文化財、新たに3件

市指定文化財、新たに3件 文化

さらに1件を追加指定

2月28日号

観光協会内に移転へ

鎌倉ガイド協会

観光協会内に移転へ 社会

老朽化受け3月16日から

2月28日号

近隣老連と一層の交流へ栄区と共同事業打ち合わせ

近隣老連と一層の交流へ栄区と共同事業打ち合わせ 社会

スポーツ・芸能・ファッション・麻雀など

2月28日号

イベント中止相次ぐ

新型コロナウイルス

イベント中止相次ぐ 社会

鎌倉市は「自粛」の方針

2月21日号

玉縄桜の原木が無事開花

フラワーセンター

玉縄桜の原木が無事開花 文化

台風による倒木から復活

2月21日号

台風乗り越え拝殿完成

佐助稲荷神社

台風乗り越え拝殿完成 文化

施工は「日本最古の企業」金剛組

2月14日号

SDGs達成へ連携強化

SDGs達成へ連携強化 社会

市とJCが「協働宣言」

2月14日号

あっとほーむデスク

  • 2月28日0:00更新

  • 2月14日0:00更新

  • 2月7日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2020年2月28日号

お問い合わせ

外部リンク