稲村ガ崎2丁目にある国道134号沿いの海側の歩道が8月13日、高波の影響で陥没した。現場の沈下が続いていることから、歩道への立ち入り禁止や車道の片側交互通行が行われている。修復工事は実施のめども立っておらず、交通規制は長期間にわたって続くとみられる。
稲村ガ崎の歩道が陥没していると8月13日、110番通報があり、同日県藤沢土木事務所が現場を確認。歩道下の擁壁が崩れ、歩道ブロックの舗装が壊れていたという。台風10号などの影響で、数日間にわたって押し寄せた高波が、陥没の原因とみられる。けが人はいなかった。
これにより県は、沈下した部分を含む歩道約250mを通行止めにし、また車道も50mほど片側交互通行にした。海水浴シーズンで交通量が多いこともあり周辺では渋滞が断続的に発生している。
復旧のめど立たず
同事務所によると、当初確認した約40cmの沈下は8月20日現在で、80cmほどまで広がっているという。被害の拡大を防ぐため海岸に消波ブロックを設置するなどの応急処置を実施している。ただ、「修復工事は大がかりになることが予想される。まだ工程を明確にするための調査をしている段階」とし、復旧のめどは立っていない。
担当者は「早期の対応はしているが、安全を確保できるまでは通行、交通規制を継続しなければならない」としている。
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