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小町商店会 「おもてなし袋」配布へ 食べ歩きごみ対策に一手

社会

掲載号:2019年12月13日号

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「おもてなし袋」を手にする高橋会長
「おもてなし袋」を手にする高橋会長

 観光客による食べ歩きやポイ捨てといったマナーの悪さが問題視される小町通りで今月、ごみや土産品を入れて持ち帰れる「おもてなし袋」が配布される。作成したのは小町商店会。散乱したごみの処理に頭を悩ませてきた会員が、シックなデザインと耐水加工を施した紙袋でまちの美化に一石を投じる。

 かつて住民の生活道路として利用されていた小町通り。外国人を中心に観光客が増え続け、近年では観光道路へと変貌を遂げている。いつしか混雑した通りでの食べ歩きやごみのポイ捨てなど、一部の観光客によるマナーの悪さも目立つようになった。

 小町商店会は5年前、会員約240店舗にアンケートを実施。約7割が「食べ歩きは反対」と回答した。一方で食べ歩きするような商品を販売する店舗は、市外から参入してきた企業が大半で商店会の会員ではないことが多かったため、「ごみ問題は受益者負担で」という声も多かった。

 そうした状況を踏まえ市は今年、観光客らに食べ歩きなどを自粛するよう求める「マナー条例」を施行。商店会でも「八幡宮の参道です マナー守って鎌倉散策」の標語を記した啓発フラッグを掲げたが、路地や植え込みなどにごみが散乱し、食べ物が付着した手で売り物を触られるといった状況は変わらなかった。

 高橋令和会長は「生まれ育ったまちが、汚されていくことが我慢ならなかった」と話す。

持ち帰りたくなる紙袋

 そこで商店会会員の間で持ち上がったのが「ごみ袋を配布する」というアイデア。ただごみ袋自体が捨てられる可能性もあることから「持ち帰りたくなるような袋を作ってみては」と考え「おもてなし袋」が誕生した。

 A4サイズの紙袋には、小町通りのシックなデザインと「鎌倉の想い出はゴミと一緒に持ち帰りましょう」のメッセージを日本語と英語で印刷。耐水加工も施しており、土産品を入れるにも便利になっている。商店会では約40万円をかけて5千枚製作。県の「商店街魅力アップ事業」の補助金で、製作費の3分の1をまかなう。

 12月21日(土)、22日(日)には街頭で、会員と地元高校生などのボランティアが紙袋を配布する。午前11時から午後4時まで。

 高橋会長は「配って終わりではなく、結果を分析し、未来のまちの美化につなげたい」と話す。

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