耐震改修工事のため2018年12月末から閉館している鎌倉生涯学習センター(きらら鎌倉)の再開が、10月1日に決まった。市は「利用に当たっては新型コロナウイルスへの感染対策の徹底を呼びかける」とする。
1982年に完成した鎌倉生涯学習センターは、ホール、ギャラリー、音楽室のほか7つの集会室を備え、17年度には延べ約24万人が利用していた。しかし耐震強度不足が判明したため、18年12月28日で休館し、耐震補強工事が行われてきた。
当初は今年7月に再開の予定だったが、工事の途中で補強のための部材(鉄骨ブレース)を入れる予定だった場所に、大ホールの空調の音を防ぐためのチャンバー室(空気だまり)があること判明。部材や工事内容の再検討や第3者による評価に時間がかかり、再開時期も遅れていたが、8月末までには工事が完了し、9月初旬引き渡しの見込みが立ったため、10月1日からの再開を正式に決定した。
再開に当たっては新型コロナウイルスへの感染予防を目的として「各室の入室可能者数を定数の半数以下に」「ポット、急須、湯呑みの使用中止」「十分な換気ができない部屋の使用中止」などのルールを定めたうえで、利用者にはマスク着用や手洗い・消毒の徹底、対人距離の確保、1時間に2回以上の換気の実施などを呼びかけるとする。
またホールについては、「座席は最低1メートル(できるだけ2メートルを目安に)」と定めた全国公民館連合会のガイドラインをもとに、固定席280席、車椅子席6席のところ、固定席22席、車椅子席2席の計24席とする。
10、11月の利用受付
利用予約は通常は7カ月前から「鎌倉市生涯学習ネットワークシステム」を通じて申し込みが可能だが、10、11月分のホール、ギャラリー、集会室の抽選については、往復はがきで受け付け中。締切は8月21日(金)必着。詳細は同センター【電話】0467・25・2030へ。
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