市民1人に5000円分の配布を決めている電子クーポン事業について鎌倉市はこのほど、デザインや愛称を発表した。クーポンは12月上旬までに各世帯に発送され、12月15日から来年3月15日まで使用できる。
この事業は、新型コロナウイルスの感染拡大によって売り上げの減少などに直面する地域の飲食店や物販店を、市民の消費を促進することで応援しようと行われるもの。
11月2日に行われた定例会見で松尾崇市長は「市民と地元のお店との仲が深まるようにとの思いを込めた」として、愛称を「縁むすびカード」としたこと、またピンクを基調としたデザインを発表した。
クーポンの配布対象となるのは10月1日時点で鎌倉市に住民登録のある市民(乳幼児なども含まれる)で、12月上旬に世帯ごとにまとめて発送される。
カードにはQRコードが付いており、期間中取扱店舗に持参すると事業者がスマートフォンで読み取って決済する(1円単位から、現金との併用も可能)。スマホを持っていない事業者には、貸し出しも予定している。
事業者も高い関心
今回の事業では地域の中小店への支援につなげるため、店舗面積が1千平方メートル以上の大規模商業施設やチェーン店は除外される。そのため市では、登録店舗の募集に力を入れている。
10月26日から30日まで、10回にわたって商工会議所や各支所などで事業者向けの説明会を開催し、約200人が参加。また必要書類等の事前申請がすでに500件近くに上っているなど「関心の高さを感じている」(市商工課)という。
今後は11月9日(月)から事業者の登録受付が始まる(郵送申し込みの場合は19日(木)必着)。また同じ日に公式ホームページや事業者向けコールセンター(【フリーダイヤル】0120・52・4550、平日午前9時から午後5時まで)が開設される。
同課担当者は「より多くの事業者に参加してもらい、支援につなげたい」と話している。
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