文化芸術活動で優秀な成績を収めた市内の児童・生徒を表彰する「鎌倉市ゆめひかる文化芸術子ども表彰」。1月に発表された今年度の受賞者の中に、双子の中学生、中澤麻央さん、梨央さん姉妹がいる=写真。
麻央さんは「セシリア国際音楽コンクール」ピアノ部門中学生の部IIで、リストの『リゴレット・パラフレーズ』を演奏し、第1位と蓼科音楽祭賞を受賞。梨央さんは「鎌倉市小・中・高 学生音楽コンクール」バイオリン中学校の部でビュータンの『コンチェルトNo.5第1楽章』を演奏し、第1位の鎌倉市教育委員会賞を受賞した。
2人は、3歳でピアノを始め、続いてバイオリンにも挑戦。小学校に上がる前には、麻央さんはピアノ、梨央さんはバイオリンを「自然と」選び、練習するようになった。市内の教室で2人を幼い頃から指導してきた竹内玲子さんは「2人とも豊かでのびのびとした演奏ができる。将来が楽しみ」と話す。
自宅での練習では、互いの演奏にアドバイスをし合うことも。これまでのコンクールでは「惜しい結果ばかり」だったという2人だが、本番では緊張もせず良い演奏ができたという。
最近は異なるコンクールに挑戦することが多く、「文化芸術子ども表彰」の表彰式は久しぶりに2人そろっての晴れ舞台となる予定だったがコロナ禍で中止に。それでも「表彰されたこと自体がうれしい」と互いに顔を見合わせる。将来は、という質問には「まずはもっと上手くなりたい」と謙虚に口をそろえた。
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