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鎌倉版 公開:2021年3月12日 エリアトップへ

市議選 40人前後による争いか 4月18日告示、25日投開票

政治

公開:2021年3月12日

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 任期満了に伴う鎌倉市議会議員選挙は4月18日告示、25日に投開票される。2月19日に行われた立候補予定者事前説明会には41陣営が参加するなど、定数26を40人前後が争う構図になりそうだ。

現職21人が出馬か

 現職では安立奈穂氏(神奈川ネット・1期)、西岡幸子氏(公明党・3期)、山田直人氏(鎌倉みらい・4期)の3氏が立候補しない意向を示している。

 党派別では、自民党は伊藤倫邦氏、志田一宏氏、森功一氏のいずれも前回初当選を果たした3氏、公明党は大石和久氏(5期)と納所輝次氏(4期)、共産党は高野洋一氏(3期)、武野裕子氏(1期)、吉岡和江氏(7期)、神奈川ネットは保坂令子氏(2期)が再選を目指すほか、無所属では前回トップ当選の長嶋竜弘氏(3期)をはじめ、池田実氏(3期)、河村琢磨氏(2期)、久坂くにえ氏(4期)、栗原絵里子氏(1期)、千一氏(5期)、高橋浩司氏(7期)、竹田ゆかり氏(2期)、中村聡一郎氏(5期)、日向慎吾氏(2期)、前川綾子氏(4期)、松中健治氏(11期)の各氏が事前説明会に出席するなど、立候補の準備を進めている。

元職・新人の動向

 元職は4氏が立候補の準備を進める。

 岡田和則氏(71歳・立憲民主党)は植木在住。1997年の市議会議員選挙に初当選し、連続5期務めたが、前回の選挙では落選していた。

 「鎌倉市の財政は破綻状態」として、市役所内に特別チームを結成し、ふるさと寄附金の拡充など税収増による財政再建を進めるべきとする。またコロナ対策として、高齢者向けの無料PCR検査拡充などを訴える。

 小野田康成氏(58歳・無所属)は台在住。高校教諭や不動産事業経営を経て2013年の市議会議員選挙で初当選。1期務めたが、前回選には立候補を見送った。

 携帯電話が不通になっても使えるアマチュア無線を活用した非常通信網の整備のほか「伝統芸能や地域の歴史の継承を教育に取り入れ、子どもが育ったまちに誇りを持てるように」と訴える。

 中澤克之氏(54歳・無所属)は、温泉コンサルタントなどを経て、2009年の市議選で初当選し、連続2期務めた。

 「変えよう、守ろう」を掲げ、コロナ禍で財政がひっ迫するなか、深沢再開発や新駅、ごみ処理施策などを全体的に見直す必要があるとする。一方、鎌倉時代だけでなく、幕末・明治の歴史の再発見や大河ドラマに向けた準備なども訴える。

 渡辺昌一郎氏(60歳・無所属)は腰越在住。2009年の市議選から連続2期当選を果たしたが、前回選挙では落選している。

 腰越漁港の整備を進めるとともに、同港を発着する遊覧船を導入するなどして観光振興に取り組みたい、とする。また市財政の透明化やコンプライアンスの順守を進めるため、民間監査を実現するべき、とする。

 新人では以下の各氏が本紙の取材に対して立候補の意思を明らかにしている。五十音順。

 出田正道氏(54歳・無所属)は山ノ内在住。大阪学院大学卒業後、紳士服店に勤務、店舗運営部ゼネラルマネージャーなどを務めた。

 「地域課題を整理整頓し、ひとつずつ解決。高齢者や子どもだけなく、社会を支える現役層への施策の充実も必要」と訴える。「30年の民間企業の経験を活かし、行政と共に働き、市民の声に応えたい」と話す。

 井上三華子氏(43歳・神奈川ネットワーク運動鎌倉)は笛田在住。國學院大學経済学部在学中に事故に遭い、リハビリを経て塗装職人に。鎌倉へ17年に転居。福祉施設で勤務。2児の母。

 職人時代にごみの量の多さにショックを受け、専門学校で環境保全を学んだ。環境問題のほか、子育て支援の拡充、安心安全な暮らしの実現に取り組むとしている。

 岩田薫氏(68歳・無所属)は扇ガ谷在住。軽井沢町議や著述業などを経て、市役所移転を問う住民投票の会の共同代表を務めるなど、「市が進める本庁舎の深沢移転阻止を最大の争点としたい」とする。村岡新駅についても「コロナ禍の財政状況では困難」として、反対を鮮明にする。またごみ問題について「コンパクトでクリーンな焼却施設の導入」を訴える。

 悦田和久氏(59・無所属)は城廻在住。早稲田大学大学院建築学科卒業後、三菱地所株式会社で一級建築士として勤務。

 「市庁舎の深沢移転には疑問」とし「日本の政治を変えたい。そのために地方が先行して改革が必要。市民の声を聞き、身近な問題から始めたい」と話す。議員、行政、市民が知恵を絞ってよりよい社会を作りたいと訴える。

 江上健氏(52歳・無所属)は城廻在住。保険代理店経営などを経て現在は空手競技団体の代表を務める。

 長く自治会の防災活動に携わった経験から「災害に強い地域作り」を掲げる。特に「障害者や高齢者など災害弱者となる可能性のある人とは日頃から顔の見える関係が必要」として、地域のつながり作りやそのネットワーク化を訴える。

 栗林幸広氏(26歳・無所属)は大船在住。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系コンサルティング企業などに勤務し、中小企業向け人事及びIT支援事業を起業。

 「人生を賭けたいと思える大切な街・鎌倉に恩返しがしたい」として、交通、観光、子育てや介護施策の推進を目指したい、とする。観光資源を活かすため、市外居住者に観光税の導入も提言。

 児玉文彦氏(51歳・公明党)は二階堂在住。青山学院大学経済学部卒業後、商社に就職。現在、党鎌倉支部副支部長。

 仕事柄、海外に行くことが多く「京都、奈良は有名だが鎌倉はあまり知られていない」とし、海外に向けた魅力発信が必要とする。3年前の台風で地元で土砂崩れを経験し、『防災・減災』への更なる取り組みの必要性を訴える。

 後藤吾郎氏(41歳・無所属)は大船在住。筑波大学大学院医科学修士課程修了。病院内リハビリテーション部理学療法士など経て、浅尾慶一郎事務所秘書。

 「地域高齢者、行政、医療介護従事者の懸け橋になる」とする。新人議員が最初3カ月3割報酬をカットする「3・3ルールの条例化」や議員の働きを評価するシステム導入も提言する。

 高柳栄氏(67歳・日本維新の会)は岩瀬在住。

 大手製薬会社などで勤務。自らの介護経験から、高齢者施設や市立病院整備の必要性を訴える。また、ITやドローンなども活用した高齢者の見守り体制の整備、休職中の看護師の復職支援を行うことで医療・介護現場における看護師不足の解消につなげるたい、とする。

 中里成光氏(51歳・無所属)は稲村ガ崎在住。

 保険代理店での勤務や経営のかたわら、東日本大震災後は被災地支援活動を続けてきた。その経験から「災害の被害を少なくし、いち早い復興をとげるのは普段からつながりの強い地域」として、地域コミュニティーの強化を訴える。またより活発な議論がおこなわれるような議会改革にも取り組みたい、とする。

 藤本麻子氏(35歳・無所属)は長谷在住。首都大学東京、東京電力を経て、10年間コンサルタントを務める。県の起業プログラムに参加し、20年に(株)フジモトソーシャルラボ設立。1児の母。

 「コロナ禍では母親や弱者が大きな影響を受けた。日常でも非常時でもすべての人が同じように生きられる『インクルーシブ』な環境や仕組みづくりが必要」と訴える。

 三神功氏(53歳・無所属)は今泉台在住。大手警備会社や市内介護施設で勤務した。

 母親の介護を経験したことで「高齢になっても住み続けられる地域づくりが必要」と感じ、高齢者の生活を支援する市民団体を設立。「制度の壁を感じた」として「市民と行政の架け橋となり、意思決定のスピードアップを実現したい」とする。(3月10日現在)
 

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