「世界腎臓デーin鎌倉」と題したイベントが3月11日、鎌倉芸術館小ホールで開催された。
国際腎臓学会などが定めた「世界腎臓デー」(毎年3月の第2木曜日)に合わせて、湘南鎌倉総合病院が企画したもので、会場で約280人、リモートで約120人が参加した。
当日は同院の看護師、管理栄養士、作業療法士らが、腎臓病の予防と最新の治療に関して発表。同院院長代行で腎臓病総合医療センター長を務める小林修三医師が「腎臓病にならない、腎臓病を進めない、腎臓病で命を落とさない」と題して特別講演を行った。
小林医師は、腎臓の働きや病気の種類とそのリスク、また最近の治療について「現在は移植が当たり前になっている」として同院では年間120例の移植手術が行われていることなどを紹介した。そして「何事もバランスが大切。規則正しい生活と適度な運動で腎臓を守り、元気で長生きを」と呼びかけた。
講演後、小林医師は「腎臓の病気は自覚症状が出にくいため、コロナ禍で受診を控えていた間に症状が悪化したという人が増えており、強い危機感を感じている。コロナの今こそ、腎臓の病気について関心を持ち、適切な検査や治療につなげてほしい」と話した。
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