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公開日:2021.08.06

鎌倉学園硬式野球部
幻の試合を実現
コロナで辞退した相手と

  • (写真上)鎌倉学園、城郷高校、藤沢工科高校3年生たち。(写真下)真剣勝負の熱戦が続いた

 高校野球神奈川大会で、新型コロナウイルスの影響のため対戦できなかった幻の試合『鎌倉学園高校対城郷高校(横浜市)』が7月31日、サーティフォー保土ケ谷球場で実現した。選手たちは悔しさを晴らすように真剣勝負で戦い、ゲームセット後は笑顔で互いの健闘を称えた。



 両校は第103回全国高校野球選手権神奈川大会の3回戦で対戦予定だったが、城郷高で陽性者が出たため、鎌倉学園は不戦勝で4回戦に進出していた。同学園は4回戦で今大会で優勝した横浜高校と対戦。終盤まで粘ったが、0対3で敗れた。



 今回の再試合は同学園の竹内智一監督から城郷高の小池健一監督に打診。県高校野球連盟も協力し実現した。



 同学園の宮尾一冴キャプテンが「真剣勝負でやりたい。勝ちにこだわった」というように、スターティングメンバーは横浜戦と同じラインナップを揃えた。



 城郷高の細谷岳澄キャプテンは「再試合ができると聞いて、うれしかったけど、本当にやっていいのかなという気持ちもあった。メンバーに相談して、気持ちがひとつになった。鎌倉学園には感謝している」と話した。



 試合は9対0で同学園が勝利。宮尾キャプテンは試合後、「どのチームでも試合ができない可能性はあった。コロナウイルスのため、この2年間は休校などもあり、メンバーがバラバラになるのではという怖さもあった。僕たちは最後まで試合ができて幸せ」とコメントした。



 竹内監督は「大切なのは城郷高校の3年生の気持ち。選手一人ひとりが完全燃焼できる場を作ってあげたかった。互いの選手を称えたい」と話していた。



 当日は、コロナウイルスの影響で出場を辞退した藤沢工科高校も参加し同学園と対戦した。

 

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