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ジェラートの世界大会へ 御成町のSANTi

文化

掲載号:2021年11月19日号

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 「GELATERIA(ジェラテリア) SANTi(サンティ)」(御成町2の14)が12月1日(水)、2日(木)にイタリア・ボローニャで開催される4年に一度のジェラートの世界大会「ジェラートフェスティバルワールドマスターズ」に出場する。

 この大会には、世界各地の予選を勝ち進んだ34組のファイナリストが参加。同店の松本愛子さん(37)=写真=は、2019年に横浜市で開催された日本代表を決める大会で、自身が考案した「ローズマリーハニー〜森の木の実と共に〜」を出品し、初出場ながら2位に選ばれた。

 このフレーバーは、横浜のハーブ農園で栽培された無農薬のローズマリー、鎌倉などに養蜂場を持つエコニカ養蜂園の湘南産非加熱ハチミツ、山路酪農で育った放牧牛のミルクを使った地元素材たっぷりのジェラートに、アクセントとしてキャラメリゼした数種のナッツを添えた一品。

 コンテスト用に考案したのではなく、2018年のオープン以来、日頃から店で販売してきた人気の品で、地元の常連客だけでなく、「この味」を求めて訪れる観光客も増えてきたという。

本番は「リモート製造」

 コロナ禍で世界大会開催が危ぶまれたが、オンラインでの開催と日本代表としての出場が10月末に発表され、急ピッチで準備を進めた。オンラインのため、出品するジェラートや店などの紹介は事前に収録した動画で、審査用のジェラートの製造は、素材を送り、現地の職人へZoomを使って英語で指示をする「リモート製造」となる。

 準備期間が短く現地に行けないこと、またローズマリーとミルクをイタリアへ送ることができず現地で近い素材を用意してもらうなど、戸惑いも少なくないが、「憧れの舞台」に出場できる喜びはそれ以上に大きいと笑顔を見せる。

人生の転機は14年世界大会

 松本さんがジェラート職人への道を歩むきっかけこそが、この世界大会だった。公認会計士の仕事を休職し、夫婦で世界を旅する中、14年の世界大会に遭遇。「一流の味」を口にし、「自分もいつかこの場に立ちたい」と夢見るほどの衝撃を受けた。

 帰国後、専門のスクールで本場の製造技術や理論を学び、18年に御成町に店を構え、地元素材を使ったフレーバーを販売してきた。余剰品や規格外の農産物を活用するなど、環境や生産者への配慮も同店のこだわりだ。

 「派手さはないけれど日頃から『おいしい』と言っていただいている味はもちろん、素材の背景も含めて、私たちの思いが世界に伝われば」と松本さんは語った。

「ローズマリーハニー〜森の木の実と共に〜」
「ローズマリーハニー〜森の木の実と共に〜」

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