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公開日:2022.02.18

コロナ下、若者が地元回帰
学生団体が27日に交流会

  • 左からメンバーの永井さん、飯島さん、大森さん



 「鎌倉で何かしたい学生」のための居場所や交流の場を作る「ヨリドモ」が発足から1年を迎えた。2月27日(日)には、学生の活動発表や意見交換、交流の場「純喫茶ヨリドモ」を昨年末に続き開催し、参加者も募集している。「コロナ下で地元での地域貢献に関心の高まる人は多い」と学生同士の縁をつなぐため、高校生、大学生が力を合わせる。





 コロナ下で授業はオンラインになり、サークル活動なども縮小。地元で過ごす時間が増えたことで、地元へ目を向ける学生が増えている。大森剛琉さん(大学4年)もその1人。「2020年、所属している学生団体の登録にNPOセンターを訪れた際に、学生同士のつながりが作れたらいいねという話が出た。その後、2つの団体と1人の学生でその年の12月に立ち上げたのがヨリドモです」と語る。





 現在は5つの団体が所属。それぞれ清掃活動や地域交流、防災活動など、さまざまな内容で高校生や大学生が活動に励んでいる。





第一歩のきっかけに





 年末に開いた第1回の「純喫茶ヨリドモ」=写真下=では、高校生が食べ歩きによるごみ問題について、食べられる容器の活用案を発表。また、「学生のうちに結局何をしておけばいいのか」やルッキズム(外見至上主義)などをテーマに同世代同士で語った。参加した約30人のうち、10人以上が団体に所属していない初めての人だった。





 イベントの目的は、あくまで学生のつながりや活動のきっかけづくりのため、その後はLINEのオープンチャットを活用し、活動紹介をしたり交流をしたりと「ゆるく」つながっているという。「団体にいきなり入らなくていい。ハードルを感じている人が一歩踏み出すきっかけになったら」とメンバーの飯島詩さん(大学3年)。





 次回2月27日のイベントでは、4つの発表を予定。永井美有さん(大学3年)が「どこからどこまでが『湘南』か」というテーマで、高校生による防災普及団体「玄海」は防災について話す。会場は大船駅そばの「はじまる学び場。」で、午前10時から午後1時まで。対象は高校生・大学生。





 詳細や参加申し込みは「ヨリドモ 鎌倉」で検索を。今後も定期的に続けていく予定。

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