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公開日:2022.03.18
鎌倉名産、わかめ好漁
漁師「天然は今年が1番」
鎌倉の名産品として知られるわかめの漁が、最盛期を迎えている。鎌倉の浜辺には水揚げされたわかめが天日干しされ、市場に出回っている。今年の天然わかめは、漁師たちが「例年にない」というほどの好漁。関係者は「ぜひ地元の名産品を味わってほしい」と話す。
鎌倉に春の到来を告げるわかめ漁。坂ノ下から材木座までの漁師たちが加入する鎌倉漁業協同組合では、今年は2月20日に天然ものの漁が解禁となった。
海で自生する天然わかめは、箱めがねという道具を使い、海中を見ながら竿で収穫する「覗突漁(みづきりょう)」で行う。漁師の加藤彰一さん(71)は、「海の中を見たら、今年はわかめがどこにでも生えている。これまでで1番いい」と笑顔をのぞかせる。神奈川県水産技術センターによると、「わかめは冷たい方が育ちます。今年の冬は寒かったので、水温も適温だったのではないでしょうか」。
一方の養殖は、沖合に筏(いかだ)を設置し、12月から種付けして育ったわかめを、2月1日からカマで切って採取する。近年は温暖化の影響か、海水温が高いと活発化する「アイゴ」などの草食魚によって食べられてしまうケースが目立ち、今年も一部では被害が生じた。
かながわブランド
長さが1mに及ぶわかめは、湯通しして2〜4日ほど天日干し。その後、乾燥させて商品として並ぶ。鎌倉漁業協同組合の木村和俊組合長(58)は、「鎌倉のわかめは『かながわブランド』にも認定されています。おいしいですよ」と頬を緩める。
10年前にブランド認定された「湯がきわかめ」などは、組合事務所(坂ノ下32の13)でも購入できる。組合の女性スタッフによると、「わかめは3〜4分水につけて戻し、シーチキン、ごま油、しょうゆ、七味を加えて食べるのがおすすめ」という。5月下旬頃まで販売。
組合事務所での販売は、平日午前9時から午後4時まで。(問)【電話】0467・22・3403
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