鎌倉 文化
公開日:2022.04.15
稲村ガ崎
西田幾多郎歌碑を再設置
クラファンで2年半ぶり
鎌倉市は3月28日、2019年10月の台風19号を受け退避していた「西田幾多郎博士記念歌碑」を、ガバメントクラウドファンディングを通じて鎌倉海浜公園稲村ガ崎地区(1丁目)に再設置した。
哲学者であり、京都学派の中核だった西田博士は晩年を稲村ガ崎で過ごし、詩人としても鎌倉の短歌を残した。歌碑は、親友の仏教哲学者・鈴木大拙や川端康成などが発起人となり国道134号線沿いの稲村ガ崎3丁目に設置。19年の台風時に倒壊の危険があったことから、退避していた。
市が昨年実施したクラウドファンディングでは400万円が集まり、場所を海浜公園に移して歌碑と寄付者の名入り説明板を再設置した。寄付金の一部は、歌碑の維持管理にも活用される。
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