「2022年度関東高等学校自転車競技大会」が6月6日、群馬サイクルスポーツセンターで行われ、深沢高校3年の関口拓真さん(17)が優勝し、8月に香川県で開催される全国高校総体(インターハイ)の出場権を獲得した。
関東大会で関口さんは、119人がエントリーした6Kmの周回コースを12周(計72Km)する「男子個人ロード・レース」に出場。先頭集団の6人を追う展開でレースが進み、ラスト1週でアタックを仕掛け、逆転で優勝を手にした。「1人で先頭に追い付き、最後に勝ち切ることができたのが収穫」と充実感をにじませた。
関東大会の結果により、8月に開催されるインターハイへと駒を進めた。「日本一も狙える位置にいると思うので勝ちに行きたい」と意気込みを語った。
明治中(藤沢市)出身で、中学では陸上部に所属していた。自転車競技は高校生になってから本格的に始め、「元々自転車をこぐのが好きで、スピード勝負で同級生に負けたことはない」。その言葉どおり、2年余りの競技歴で全国レベルの選手に成長を遂げた。
単身フランスへ
先月には、スポーツインターンで、自転車競技の本場「フランス」を約3週間訪問。コーチや家族の帯同はなく、現地チームの練習とレースに1人で参加した。「飛行機の乗り継ぎを間違えそうになり、食生活に慣れるのも大変でした」と苦笑い。それでも、「得たものが多く、課題も見つかった。フランスも目指せないところではない」と初めての海外遠征に手応えを感じた。
インターハイ前の来月には、カナダで開催される国際大会に出場する。「将来的には、フランスで勝てる選手を目指したい」。海外での経験を生かして、インターハイでは日本一に挑戦する。
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