小中学生が日本語と英語でまとめた「バイリンガル新聞」作りを体験するワークショップが7月29日、30日に開催され、完成した新聞のウェブ公開がこのほど始まった。
参加者たちは、湘南エリアの情報を英語でまとめたフリーペーパーを毎月発行している「The Shonan Post(湘南ポスト)」のメンバーで、玉縄青少年会館との共催企画。
ワークショップには、小学1年生から中学3年生までの15人が参加。1日目は取材、2日目は記事の作成に挑戦した。
取材日は、「武士と侍の違い」「鎌倉時代の食べ物」「鎌倉時代の遊び」の3つのグループに分かれ、予想や質問を出し合った。
その後、ゲストとして鎌倉もののふ隊の鎌倉智士さんが鎧姿で登場すると、歓声と拍手が起きた。鎌倉さんはクイズを交えながら鎌倉時代の暮らしについて講話。武士と侍とは立場が異なり、今ある名字それぞれ由来が異なること、虫も食料とされていたこと、戦いのために塩分のとれる携行食を用意していたことなどに加え、大河ドラマにも登場した「盤双六(ばんすごろく)」も紹介。参加者はルールを教わりながら、双六遊びも体験した。
記事制作では、紙面に掲載する文章のほか、手書きのイラストも作成。会見を模した発表も順に行った。参加者は、「歴史や英語が苦手ですが、楽しくてあっという間だった。歴史って面白い」(小6)、「グループで協力して良い文を作ったこと、いろいろな人と交流したことが楽しかった」(小4)と充実した様子だった。
子どもたちがまとめた文章や絵をベースに、湘南ポストのメンバーが英訳を手助け。日本語と英語が併記された新聞が完成した。
バイリンガル新聞は、湘南ポストのウェブサイト内(http://shonanpost.com/current.html)で公開中。
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