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公開日:2023.06.30

健康管理に必要な生活習慣コラム【15】  取材協力/柳川クリニック 柳川健院長
便秘や下痢を繰り返し腹部の張りを感じたら

  • 柳川 健 院長

 Q・58歳男性です。以前は快便だったのですが、数カ月前から便秘と下痢を繰り返し、お腹も張っている感じが続いています。大腸内視鏡検査を受けたことがありませんが必要でしょうか?

 A・排便習慣が変わった時には大腸内視鏡検査をお勧めします。若い頃から便秘と下痢を繰り返す過敏性腸症候群の方も少なくありませんが、今回のご相談者の方は、ここ数カ月の間に排便習慣が変わったようですから注意が必要です。便秘が、太くて硬い便を苦労して出している状態であれば少し安心ですが、固形便が出ない状況であると心配です。大腸でも比較的肛門に近い場所のS状結腸に大きな腫瘍(がんなど)が発生すると、固形便が通過できなくなり、出てくるのは細かったり形のない軟便になります。今回の方はお腹の張りもあり、1回も大腸内視鏡検査を受けたことがないとのことですから、早めの検査をお勧めします。

 症状が特にない方も、45歳になったら一度大腸内視鏡検査を受けることをお勧めします。どうしても内視鏡検査を受けたくない方は、年に1回の便潜血反応(2回法)を必ず受けてください。

医療法人社団健生会 柳川クリニック

〒248-0035鎌倉市西鎌倉1-18-3

TEL:0467-33-0857

http://www.kens-clinic.jp/kamakura/

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