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鎌倉 トップニュース教育

公開日:2023.06.30

児童が身近な課題解決へ
関谷小でスクールコラボ

  • 初回のオリエンテーション。積極的に手を挙げる児童も

 関谷小学校6年生が総合的な学習の時間を使い、身の回りの課題解決に向けて学びを深め、実践する取り組みをスタートした。6月22日にはオリエンテーションとして外部講師を招き、グループワークなどを通して児童たちは課題解決までの流れを体感した。

 この取り組みは、鎌倉市立小中学校が企業や団体とともに、プロジェクト型学習などを実践するための寄付金制度「鎌倉スクールコラボファンド」を活用したもの。外部の力を借りることで、より専門的、実践的な学習をするのが狙いだ。

 初回となるオリエンテーションでは、各地で教育活動をサポートするNPO法人未来をつかむスタディーズの河内智之さんが講師に。インスタント麺などを例に、「世の中にあるものは、すべて課題解決の上にある」と紹介し、学校内にはどんな課題解決の成果があるかを探すミッションを児童に提示。児童らは校内を歩き回りながら、「エレベーター」「ピクトグラム」「非常口」「放送」などを次々と見つけ、どんな課題を解決しているかを列挙していった。

「世界を変えられる」

 さらに、各児童の「切実なワクワク(夢)・モヤモヤ(悩み)」の現状と理想、原因、解決策をワークシートに書き出し、課題を解決するための基本的な考え方を体感した。

 講師の河内さんは、他市の小学生の取り組みも紹介しながら「小学生でも世界を変えられる。課題解決には正解も失敗もないが、今の『最適解』を探していきましょう」とエールを送った。

 男子児童は、「自分のワクワク・モヤモヤ、解決策を知れて面白かった。これから課題解決していくのが楽しみ」と話した。今後は卒業までの数カ月間、児童たちが身の回りの課題を出し合って解決策を考え、解決に向けて実践していく。

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