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公開日:2023.09.08

辞退経て再び東関東へ
七里ガ浜高の吹奏楽部

  • 東関東大会で金賞獲得を目指す部員たち=8月24日・七里ガ浜高

 七里ガ浜高校吹奏楽部が、8月に川崎市で行われた第72回神奈川県吹奏楽コンクールのB部門(30人以内)で代表校に選ばれ、9月9日(土)に千葉県で開催される「第29回東関東吹奏楽コンクール」に出場する。2年前に創部42年で初の東関東出場を果たした同校だが、昨年の地区大会は新型コロナにより参加を辞退。2年ぶりに東関東の切符を手にした今年は、2年分の思いを音に乗せる。

 昨年の地区大会の辞退を決断したのは、大会前日のこと。部内に新型コロナが蔓延し、出場を断念したため、上位大会にも出場することが叶わなかった。

 当時部長を務めていた大久笑采さん(3年)は、中学3年だった2020年にも新型コロナによる大会中止を経験。大久さんは、「涙が止まらなかった。大会に出場できるのは当たり前のことではないと改めて実感した」と振り返る。

 同校は今年、2年ぶりに吹奏楽コンクールに出場。県大会では2年前と同じ金賞を獲得し、9日に開催される東関東大会に駒を進めた。大久さんは、「高校1年の時に経験した土俵に再び立つことができる。最高の演奏をして次に進みたい」と話し、最上位大会となる東日本大会進出を狙う。また、現部長の井上由萌さん(2年)は、「3年生にはたくさんお世話になったので、恩返しがしたい」と言い、金賞獲得を目指す。

多彩な表現磨く

 同校吹奏楽部には、3年11人、2年4人、1年14人の計29人が所属。今年のコンクールでは、30人以内で演奏するB部門に出場する。自由曲は、2年前に出場した時と同じ天野正道さんが作曲したものを採用。外部講師を務める石井弘樹さん(47)は、「それぞれの愛のかたちが万華鏡のように移り変わる曲調。多彩な表現の演奏をして、東日本大会出場を目指す」と話した。

 東関東大会翌日の10日(日)には同高の文化祭が予定され、同部も演奏を披露する。部員たちは、「トップバッターを務めるので、良い演奏がしたい」と意気込む。

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