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公開日:2023.12.08

市役所に「おくやみ」窓口
遺族の手続き負担軽減

  • 総合案内向かいに開設されたおくやみコーナー。職員が手にするハンドブックも配布している

 鎌倉市は12月4日、家族らを亡くした市民等が行う市役所での手続きの負担を軽減するために、手続きの案内や申請などを集約した「おくやみコーナー」を本庁舎1階総合案内向かいに開設した。電話での事前予約制。また、必要な手続きや書類を分かりやすくまとめた冊子「おくやみハンドブック」も作成し、市役所や支所などで配布を始めた。

 遺族によるこれまでの手続きは、介護保険課や市民課など平均で5つの課を回る必要があった。所要時間は平均2時間、人によっては1日かかるケースもあったという。

 今回設置された「おくやみコーナー」では、必要な手続きや案内、申請などを極力まとめ、各課を回る手間を軽減。予約制にしたことで、市役所が事前に必要な手続きを確認し、書類等を準備。何度も来庁することがなくなるよう、当日必要な持ち物や手続きを予約者に伝える。ケースによっても異なるが、平均1時間程度で済むと見込んでいる。

 同様の窓口は、秦野市や平塚市、寒川町などでも設置されており、鎌倉市でも他自治体を参考にして開設に至った。

 開設時間は、平日午前8時30分から午後5時まで。電話による事前予約制で、番号は【電話】0467・61・3833。予約時間は、平日午前8時30分から午後4時30分まで(土日祝・年末年始を除く)。1日3、4人に対応していく予定で、これまで通り各課での手続きも可能だ。

各種手続き冊子で確認

 市では、コーナー開設に合わせて必要な手続きや書類、用意するものなどを項目ごとにまとめた「おくやみハンドブック」も作成した。

 冊子には、本人確認書類や亡くなった人の被保険者証など来庁時の持ち物リストをはじめ、「3カ月以内にすること」といった手続きの時期・流れも掲載。

 各種手続きのチェックリストには、「〇〇保険に加入していた」「〇〇手当を受給していた」などの約50の項目が並ぶ。各項目ごとの詳細ページには、手続きの期限、手続き可能な人、必要なもの、問い合わせ先などがまとめられている。

 冊子は、市役所や支所、市ホームページで入手できる。

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