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鎌倉版 公開:2025年1月10日 エリアトップへ

音楽と鎌倉が結ぶ縁 あす11日 カマクラシック

文化

公開:2025年1月10日

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コンマスを務める塩加井ななみさん
コンマスを務める塩加井ななみさん

 鎌倉好きによるプロアマ混在の管弦楽団「カマクラシックオーケストラ」が1月11日(土)、2回目のコンサートを鎌倉芸術館で開催する。コンサートマスターを今年も務めるのは、鎌倉出身のバイオリニスト・塩加井ななみさん(27)だ。現在、群馬交響楽団で活動するプロから見た「カマクラシック」の魅力を聞いた。

 長谷在住の大学生・阿部晶太郎さんが企画し、昨年2月に初公演を成功させたカマクラシックオーケストラ。今年度も「鎌倉が好き」を条件にメンバーを募り、中学1年生から70代まで、年齢に性別、居住地、職業、演奏経験も異なる60人超が練習を重ねてきた。

個性あふれる楽団

 昨年に続き、コンサートマスターを引き受けた塩加井さんは、メンバーの第一印象を「楽しそう」と語る。自身の両親よりも上の世代の人、なぞなぞ好きの女の子、音楽への熱意にあふれる勉強家など、「個性が強すぎる」ほど。「これまでの人生では関われない人と知り合えて、共に1つの音楽を奏でられるのが面白い。音楽で人はつながれるんだなと」

 練習日に全員が集まることは難しく、日によって「聴こえる音も違う」。塩加井さんも活動拠点の群馬と鎌倉を往復する。極楽寺・七里ガ浜で大学生まで過ごし、頑張った時、怒られて落ち込んだ時はいつも海に心癒された。「群馬は海がないので、代わりに川や水辺を見て心落ち着かせています」と笑う。

 「会場も鎌倉市民おなじみの芸術館だし、懐かしさもあった」。昨年は600席ある小ホールが会場で、完売報告に拍手が沸いた。「プロの楽団だとチケットを買ってくださるファンも多く、自分で『頑張って売る』大変さを思い出し、満席になるありがたみやうれしさを改めて感じました」と塩加井さん。運営など裏方を担当するメンバーにも感謝を語る。

 今年は1500席ある大ホールでの演奏。ブルッフ『バイオリン協奏曲第1番Op.26』とチャイコフスキー『交響曲第5番Op.64』を披露する。指揮は佐藤有斗さん、ソリストは吉江美桜さんが務める。

 成人の日を前に20歳の人を招待したり、来場者に抽選でメーカーズシャツ鎌倉のハンカチプレゼントを実施したりといった企画、マルシェも。

 午後2時開演。前売り一般1500円(当日2千円)、学生は各500円引き。ウェブサイト「teket」、島森書店、たらば書房で販売中。詳細は「カマクラシック」で検索を。

練習に励むメンバー
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