(PR)
健康管理に必要な生活習慣コラム㉒ 大腸がんを防ぐために、今できること 取材協力/柳川クリニック 柳川健院長
Q・大腸がんを防ぐために、私たちにできることは何ですか?
A・日本では大腸がんの患者数及び死亡者数が依然として多く、早期発見・早期治療が命を守る鍵となります。
そのために欠かせないのが、「スクリーニング検査」、つまり症状がなくても定期的に受ける検査です。
中でも、最も効果的とされているのが『大腸内視鏡検査』です。大腸の中を直接観察できるため、小さなポリープや早期がんも発見しやすく、検査中にそのまま切除(治療)できる場合もあります。
最近では、麻酔や技術の進歩により「思ったよりも楽だった」と感じる方も増えており、かつての「苦しい検査」というイメージは、薄れつつあります。
また、毎年の便潜血検査(便免疫法)も大切です。これは自宅で簡単に行える検査で、大腸がんによる出血の有無を調べるものです。
毎年継続して受けることで、大腸がんによる死亡率を下げる効果が確認されています。実際、便潜血検査を毎年受けた場合、大腸がんによる死亡率が約32%減少し、5年に1回の大腸内視鏡検査では約68%の減少が期待できるというデータがあります。
鎌倉市の健診では、40歳以上の方を対象に便潜血検査が実施されています。大腸内視鏡検査をまだ受けたことがない方は、まずは便潜血検査を受けることを強くお勧めします。詳しくは、かかりつけ医や専門医にご相談ください。
40歳を過ぎたら、まずは毎年の便潜血検査を。そして、必要に応じて大腸内視鏡検査を受けることが推奨されます。「元気だから大丈夫」と思わず、自分の体と未来を守るために、定期的な検査を新しい習慣にしていきましょう。
![]() |
|
|
|
|
|
|