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茅ヶ崎・寒川 人物風土記

公開日:2011.09.02

10周年を迎える混声合唱塾「レント」会長
竹村 喜久治さん
松風台在住 74歳

歌声で元気を



 ○…9月23日(金・祝)に茅ヶ崎市民文化会館でコンサートを行う混声合唱塾「レント」の会長。2002年に発足し10周年を迎える同会について「長く続いてきたのは指導して下さる先生方、メンバーの情熱があるからです」と話す。この度のコンサートは昨年末から企画していたが、東日本大震災が起こりチャリティーとして開催することに。「被災地や観客に元気を与える歌声を力強く届けたい」という意気込みで本番に臨む。



 ○…「レント」には9年ほどの在籍、会長に就任して3年目になる。自身はバスパート、妻はソプラノパートで参加し、60代以上の男女40人ほどのメンバーを取りまとめている。「いつも歌っているから皆とても元気。メンバー間の仲の良さが美しいハーモニーを生む」のだという。



 ○…長野県松本市出身で山育ち。大学進学を機に仙台に移り住む。下宿先の寮に入る際の面接で合唱部へ勧誘された。「合唱をやる、と言わなければ入寮できなかったかもしれない。元々歌うことが好きで助かった」と苦笑い。テレビ番組で事件記者を見て記者に憧れ志した。大学では社会学を専攻。新聞社で調査や取材のアルバイトをしながら合唱、勉学に励む日々だった。両立は大変だったが「どれも好きなことなので続けられましたよ」ときっぱり。大学卒業後は親戚の縁で造船などの重工業会社に入社。理想とは遠い業界に来たように思われたが、コミュニケーション能力の高さを生かし、営業職一筋で働いた。それは記者を目指す中で養われた力だった。 



 ○…現在では仲間と大好きな酒をたしなむ日々。また詩吟やカラオケなど日常的に声を出すことが好きだとか。「腹から声を出すのはとても気持ちいい。心と体に良いと思う」。今後は「『レント』の地元での活動をより一層盛んにしたい。新たなメンバーにも入ってもらい交流していきたいです」と穏やかに抱負を語った。

 

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