「2013年茅ヶ崎市成人のつどい」で代表の言葉を述べる 堀越貴恵(きえ)さん 松林在住 20歳
感謝で振り返ろう
○…「一人で成長してきたんじゃない。みんなの支えがあって大人の第一歩が踏み出せると思う」。1月14日(月)の「成人のつどい」で代表のことばを述べる。着実で慎重な性格が言葉の節々から伝わる。
○…小学校では児童会運営委員長、中学校では吹奏楽部部長、高校でも副部長を経験し「意見をまとめることは好きでした」。その理由を「みんな知っている仲間だから」と笑顔で答える様子からは、堅実に役割をこなしてきたことがうかがえる。「成人になって解放感いっぱいになるだけでなく、一度立ち止まって自分を見つめ直すきっかけになる言葉を言いたいです」
○…中学校教師の両親のもと松林で生まれ育ち、市内には公園などあちらこちらに想い入れのある場所ばかり。現在は立教大学2年生で専攻の選択の岐路に立っている。読書好きで文学部に入学したが、父親が教えている理科にも興味があるようで「好きな教科を1つに絞れないです。だから、いろんなことを扱える小学校の先生になるために初等教育を専攻しようと考えています」。小学校の担任との出会いもその夢に深く影響している。「すごく優しいけど、叱るときはしっかりする」というその先生とは卒業して8年経った今でも親交があり、今回のことも年賀状で報告した。
○…今年の「成人のつどい」で注目すべきは、編集を駆使したビデオレター。中学時代の思い出の象徴であるジャージをバトン替りにし、パスするように見せる力作だ。毎日どこへ行くにも着ていた学校指定のジャージで市内の学校をつないでいく。
○…趣味は大学入学と同時に始めた合気道。「6年間吹奏楽をやってきたので、体を動かす伝統的な武芸にチャレンジしてみたかった」と挑戦し、昨年9月に1級を取得、今年3月には昇段審査に臨む。「20歳になって始めたお酒は弱いんです」と照れながら話すが、合気道同様に強くなりそうだ。
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