「さくらみちブラボーズ」の代表を務める 長谷川 勝さん 松浪「カットサロンAO-LE」店主 38歳
街のムードメーカーに
○…「地域と商店が近い存在になって、賑わいが生み出せたら」。桜道沿いの松浪、浜竹などの有志11店舗で結成された団体「さくらみちブラボーズ」の先頭に立つ。スタンプラリーやけん玉大会を企画し「まずは人と人が顔を合わせる機会を増やして行きたい」
○…昨年4月の開業以来、老若男女が訪れるという理髪店「カットサロンAO-LE(アオーレ)」の店主。店名は「またお会いしましょう」という意味の、故郷の方言から名付けた。「何度も来たくなるお店にしたくて。一度でも来店してもらった方は『身近な人』という感覚で、街中で見かけるとつい挨拶しちゃいます」と笑顔。
○…新潟県長岡市に生まれ育つ。両親が理髪店を切り盛りしていたため、祖父母と過ごす時間が多く、祖父に「誰に対しても『挨拶』は元気に」と教えられたことが自身の原点。「知らない人にも気軽に声を掛けてしまうことと、声が大きいのは今も変わりませんね」。そんな活発な少年は、小・中学へ進むに連れ自然とクラスの中心に。「応援団長をやったり、勉強は苦手だったけど学級委員長まで任せられて」。また、打撃専門で守備が苦手という野球部には中高と所属。「補欠だったけど、試合中に伝令でチームを盛り上げることに力を注ぎました」と誇らしげだ。高校卒業後は「体力を生かして消防士かな」と考えたというが、両親の勧めで理容の世界へ。横浜の専門学校に通いながら理髪店でアルバイトをし、休み無しの生活でも「不思議と苦じゃなかった。人を笑顔にしながら手に職をつけるのが性に合っていたのかも」
○…結婚や独立を機に藤沢市に移り住み、現在は妻、5歳と3歳の息子達と暮らす。毎朝仕事に出る前には息子たちとのハグを欠かさず「愛情は全力で表現します」と熱い父の顔をのぞかせる。「茅ヶ崎は着飾ることなく本音でぶつかりあえる大好きな場所。もっと盛り上げていきたい」と街のムードメーカーは意気込んだ。
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