市内元町出身・在住のYONCE(ヨンス)さん(23)がボーカルを務めるバンド「Suchmos(サチモス)」(スペースシャワーミュージック所属)。同バンドが、7月8日にファーストフルアルバム「THE BAY」をリリースした。
高砂幼稚園に通った頃から、バーを営むおじの影響を受け、レコードなどで音楽に触れてきたYONCEさん。「おじさんは、今も変わらずおすすめの音楽を教えてくれます。これが自分の原点ですね」。梅田中学校時代からギター演奏を始め、ますます音楽にのめり込んでいったという。
「Suchmos」の結成は2013年。結成前から気の合う仲間だったという横浜市内(都筑区や青葉区)のメンバーは、それぞれ別々に音楽活動をしていたが、遊ぶ中で好みの音楽を共有していった。その中で「こういう音楽をやってみたい」と共通認識が生まれ結成に至った。
「音楽的なパイオニア」目指し
メンバーはボーカルを務めるYONCEさんのほか、ギター・TAIKINGさん、ドラム・OKさん、DJ・KCEEさん、ベース・HSUさん、サポートキーボード・櫻打泰平さん。全員20代の6人のバンド名「Suchmos」は、スキャットのパイオニア「ルイ・アームストロング」の愛称「サッチモ」から引用しており「音楽的なパイオニアになりたいという意味も込めています」。生み出すサウンドは、1970年代から90年代のソウルやファンクなどのエッセンスを取り入れ、ジャズやヒップホップの要素も組み込んでいる。YONCEさんは作詞を担当することも多く「創作は普段の暮らしからしか出てこないので、歌詞に茅ヶ崎っぽさが自然と出ていると思います」と話す。
4月にはシングルを発売し、ラジオで楽曲のオンエアも増えるなど反響を受け「幅広く自分の親世代の方にも受け入れられ嬉しい」と手応えを感じている。
「いつか野球場でライブ開きたい」
今後は、8月28日(金)から3日間山梨県で開催される野外音楽フェスティバル「SWEET LOVE SHOWER2015」に出演。また9月10日(木)には渋谷WWWでリリースパーティーを開催する。「やるからにはてっぺんを取りたい。チャートを賑わす存在になり、いつか地元の茅ヶ崎公園野球場でライブを開きたい」と意気込むYONCEさん。茅ヶ崎発の歌声が、音楽シーンを揺らす。
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