神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
茅ヶ崎版 公開:2017年10月13日 エリアトップへ

市制施行70周年記念事業市史刊行物『茅ヶ崎を彩った70人』の市史編集員長を務めた 小風(こかぜ) 秀雅(ひでまさ)さん 堤在住 66歳

公開:2017年10月13日

  • X
  • LINE
  • hatena

「分からないから面白い」

 ○…「茅ヶ崎の歴史を主人公に、それを彩る人物のつながりを紹介。一味違った市史刊行物になったのではないかな」と控えめながらも自信を覗かせる。茅ヶ崎市市史編さん事業の立ち上げに際し、恩師の推薦で加入したのが23歳の時。以来43年にわたり、市史刊行物に携わってきた。現在は藤沢市など他地域の市史編さんにも関わるが「やはり一番思い入れがあるのは茅ヶ崎」とほほ笑む。

 ○…生まれは鎌倉市大船。小さい頃から子ども向けの歴史本や『太閤記』などの歴史小説に夢中で「いつのまにか研究者になってたよ」と顎ひげをひと撫で。現在はお茶の水女子大学の名誉教授として教壇に立つ。近代日本史を専門に選んだ理由は「一番分からなかったから」とにやり。歴史への思いは人一倍で「歴史は分からないから面白い。だから研究し続けられる。小さな発見の後ろに、面白いことがたくさん広がっているんだ」と熱く語る。

 ○…約20年前の結婚を機に茅ヶ崎へ移り住んだ。「茅ヶ崎には、何か人を引き付ける風土がある。住んで改めて実感したよ」。同じ研究者の道を進む息子は西洋史分野を選択。「やっぱり私とは違う畑に行きたかったんじゃないかな」と苦笑しつつも「今日の服は息子の見立て」とにっこり。近年は文化財保護関連の仕事を兼ねて各地を旅行するのが楽しみだという。「どこに行っても発見がある」と目をきらめかせる。

 ○…70周年誌で試みた、人の繋がりから地域を見つめ直す初の手法に確かな手ごたえを感じている。「調査は楽しかった。他の編集員の方たちもそれぞれに思い入れがあるんじゃないかな」と笑顔で振り返る。「茅ヶ崎らしさ、と一言で言おうとすると難しい。風土って見えないでしょ。でも、代々茅ヶ崎に住む人、たまたま茅ヶ崎に移った人、少し遊びに来た人、様々な人の繋がりの縁を辿ると”らしさ”が見えてくる気がするんだ」

茅ヶ崎版の人物風土記最新6

奈良 英俊さん

3月19日付けで茅ケ崎警察署長に就任した

奈良 英俊さん

茅ヶ崎市在勤 57歳

4月19日

柴田 智美さん

「星空のスカート」を制作して環境問題を訴える

柴田 智美さん

浜之郷在住

4月12日

黒木 ちひろさん

茅ヶ崎市民文化会館で5月6日、初のホール公演を行う

黒木 ちひろさん

茅ヶ崎市内在住

4月5日

櫻井 貴基さん

第六天神社のほか、市内6神社の宮司に就任した

櫻井 貴基さん

十間坂在住 55歳

3月29日

松浦 治美さん

(公財)かながわ海岸美化財団の代表理事を務める

松浦 治美さん

藤沢市在住 66歳

3月22日

田嶋 小梅さん

茅ヶ崎公園をモデルに「防災機能と居場所」が融合する空間をデザインした

田嶋 小梅さん

松風台在住 23歳

3月15日

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月1日0:00更新

  • 11月17日0:00更新

  • 11月10日0:00更新

茅ヶ崎版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

茅ヶ崎版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook