賞状を持つ元木君と作品のコピー
「第46回絵画コンクール 我ら海の子展」がこのたび開かれ、円蔵中学校３年の元木陸人君＝高田在住＝が描いた作品『師の眠り』が、応募総数６２４３点の中から金賞を受賞した。
同展は、１９７３年から続く「私の海」をテーマとした絵画コンクール。元木君は、四つ切画用紙にアクリル絵の具で、北海道の白糠（しらぬか）漁港に浮かぶ祖父の漁船を描いた。漁の合間に訪れる束の間の休息時間、夕日に照らされ眠るように静かに佇む船の影を、ディテールにこだわり仕上げた。元木君は「祖父の船で金賞をもらえてうれしかった」と顔をほころばせた。
描いた作品は、９月４日（火）まで銀座ギャラリー（丸の内・日比谷線銀座駅と日比谷線日比谷駅間を結ぶ地下連絡通路の両壁面）で展示されている。その後、アクアマリンふくしま、国土交通省１階ロビー、氷川丸、琴平海洋会館、晴海客船ターミナルなどを巡回する。
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