茅ヶ崎版 掲載号:2018年11月30日号
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古村徹さん DeNA復帰 戦力外から再びプロ契約

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入団会見に臨んだ古村さん
入団会見に臨んだ古村さん
 茅ケ崎西浜高校出身の古村徹(こむらとおる)さん(25)が、横浜DeNAベイスターズと2019年の選手契約を結んだ。14年の戦力外通告後、紆余曲折を経てプロ野球界復帰を果たす。

 11月26日、横浜市内の球団事務所で入団会見に臨んだ古村さん。「今度こそチームの力になりたい」と意気込みを語った。

 戦力外通告から5年―。自身を信じて掴んだ古巣との再契約は球界でも異例で、決して平たんな道のりではなかった。高校時代に最速140Km/hを記録した左腕は、11年にドラフト8位でDeNAへ入団。しかし肩の故障に悩まされ、翌年には一軍の公式戦に出場できない育成選手契約に。公式戦登板は二軍の1試合のみで、14年シーズン後に一度現役を引退。15年はチームの打撃投手として裏方を務めた。

 その頃、遠投した時にケガの回復を実感し、「もう一度光の当たる所へ行きたい。選手復帰を目指す」と決断。期間を3年間と決め、独立リーグで挑戦を始めた。

 16・17年は愛媛に所属。17年1月には、茅ヶ崎で開かれたDeNAの倉本寿彦選手(萩園中出身)のトークショーにサプライズで登壇し「倉本さんが25歳までと期限を決めてプロを目指して達成したように、自分も実現したい」と宣言。自身を奮い立たせた。18年は富山に移籍し、8月に最速150Kmをマークしたことが25歳でのプロ野球復帰への足掛かりとなった。

姉からのエール

 会見の4日前、古村さんと取材に応じた姉の二見緑さん(29)は、「徹は小・中・高校でエースナンバーを背負い当時は挫折を知らなかった。プロの厳しさや裏方の立場を経験したからこそ今がある」と振り返る。

 平塚に生まれ、小学校でドッジボールを習っていた二見さんの練習相手が古村さんだった。小学校入学前に片手でドッジボールを投げた弟の姿に才能の片鱗を見たといい、「サポートする人や友人、家族を忘れず、一つひとつの投球を大切にしてほしい」とエールを送る。

見守り続ける恩師

 西浜高校時代の恩師・渡辺晃さん(64・現湘南台高校教諭)は「古村が投げる姿を見たくてしょうがない」と、その時を待ち望んでいる。独立リーグ時代もインターネットでスコアをチェックし、唯一プロ入りした教え子の再挑戦を見守った。

 5月に古村さんから「トレーニングの成果が出始めて140Km出ました」とメールが届くと連絡を取る機会が増え、「なかなか情報が得られないよ」と送信すると、「みんなに見てもらえるように、プロに戻れるように頑張ります」との返信が。吉報を受け渡辺さんは当時部長を務めた山田尚さん(55・現三崎臨海高校教諭)と祝杯をあげた。「老後の楽しみが増えた」と、熱い眼差しを送り続ける。

 1年契約で、背番号は「67」。目標は怪我や長期の不調から復活した選手に贈られる「カムバック賞」の獲得。「時間がかかったと言われるが、自分にとってケガや打撃投手など無駄な経験は一つも無かった。今後も成長していく」と力を込めた。

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