地元開催のラグビー社会人リーグ公式戦に臨む 今津 紳吾さん 緑が浜在住 23歳
プレーも仕事も”体当たり”
○…ラグビーの強豪・東海大を卒業し、今春から『富士ゼロックスファイヤーバード』へ。最前線でぶつかり合うプロップとしてメンバー入りした。昨年、社会人リーグ3部の「トップイーストリーグディヴィジョン1」へ昇格を果たしたファイヤーバードは、11月24日に柳島スポーツ公園での公式戦に臨む。
○…父が大の野球好きで、小学校にあがる前から野球を始めた。体格に恵まれ、将来有望なピッチャーとして日大藤沢高にスポーツ推薦で進学。しかし高1の秋、ケガや人間関係に悩み、野球部を離れた。父に猛反対され「3カ月口も利いてくれなかった」。その後、熱心に誘われたラグビー部を見学すると、一目で激しいコンタクトプレーの虜に。1年の冬に入部し、直後の新人戦で初トライ。生き生きとした姿に、観戦に来た父も「ラグビーが好きになりそう」と涙を流した。
○…押して押しまくるスクラムのプレースタイルは高校時代の恩師が見出した。高3で国体の県代表に選抜され、他の注目選手を圧倒。オファーを受け、東海大に入学した。周囲は全国常連選手ばかりだったが、「スクラムは誰にも負けない」。大学の4年間も続く故障に悩まされるが、胸にはいつも「ピンチはチャンス」という母の言葉があった。3年時、丸1年間のリハビリでは体作りに専念。スクラムの技術を磨き、4年生で復帰後は全公式戦でメンバー入りを果たした。
○…社会人1年目の現在は、富士ゼロックス東京でOA機器の営業と週末のラグビーに情熱を注ぐ。「仕事もプレーも体当たりで」と気合は十分だ。今週末の試合には中学時代の野球部監督や会社の同期も観戦に来る。周囲の応援を力に変え、「まずはリーグ定着」。その目に闘志が宿る。
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