神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
茅ヶ崎版 公開:2020年9月4日 エリアトップへ

新型コロナ 飲食店、風評被害に困惑 県「噂信じず自身で確認を」

社会

公開:2020年9月4日

  • X
  • LINE
  • hatena
飲食店を回り、衛生管理の周知活動を行う関係者
飲食店を回り、衛生管理の周知活動を行う関係者

 新型コロナウイルスへのさまざまな感染防止策が国や県を挙げて行われている中、噂やデマが発端となった飲食店への風評被害が市内で確認されている。店舗はより一層の感染防止策の徹底を図るほか、消費者にも冷静な対応が求められる。

 「あそこの店でコロナが出たらしい」「コロナが出たから店を休んでいるんだ」。7月末頃から、このような根も葉もない噂が立ち始めた。ある業者のSNSのグループには、新型コロナの陽性者が出たとされる飲食店の名前が投稿されるなどしたという。そこに記載されていた店舗のほとんどが事実とは異なる内容だったが、噂は尾ひれが付いて広まった。

PCR検査や警察へ相談も

 噂を耳にした飲食店オーナーは、「全くの事実無根。小さな店にとって軽はずみな噂は致命的。事の重大さを理解しているのか」と困り果てている。夏季休暇のため、数日店を休んだだけで噂を立てられてしまうと言い、「怖くて休みが取れない」「スタッフが疲弊して限界」などの声も聞こえてくる。中には、スタッフ全員がPCR検査を受けて陰性だと証明した店や、茅ケ崎警察署へ風評被害の相談をした店舗もあった。

 県危機管理課では、「噂を信じる事なく、ご自身でしっかり確認して出かけていただきたい」と呼びかけている。

市内約270店舗に防止徹底呼びかけ

 茅ヶ崎市と茅ヶ崎地区食品衛生協会(宮川茂夫会長)では、飲食店への新型コロナ感染防止対策の啓発にも力を入れている。8月27日には、JR茅ケ崎駅周辺の飲食店約270店舗を市職員らが一斉に訪問し、県が推進する感染防止対策取組書の掲示を呼びかけた。

 市職員らが啓発チラシの配布と共に、店内の席数の削減や換気の徹底を呼びかけると、飲食店からは「規模の小さな店では難しい」「フェイスシールドなど、必要な物をどこで買えばいいかわからない」などの声が寄せられた。

 一方、幸町のチガサキッチンアグルメの宮崎宏昌さんは「取組書は知っていたが導入はしていなかった。お客さんの安心のためにもやってみようと思う」と話した。

茅ヶ崎版のトップニュース最新6

浸水想定いまだ旧基準

津波ハザードマップ

浸水想定いまだ旧基準

相模湾沿い茅ヶ崎市のみ

4月19日

地元の祝福に「幸せだなぁ」

名誉市民加山雄三さん

地元の祝福に「幸せだなぁ」

87歳の誕生日に銅像披露

4月19日

ゼロカーボンへ協定

茅ヶ崎市

ゼロカーボンへ協定

寒川町、東京ガスと締結

4月12日

住宅・商業地上昇率トップ

公示地価

住宅・商業地上昇率トップ

茅ヶ崎市 駅近需要続く

4月12日

避難所3〜7日分を備蓄

災害時トイレ

避難所3〜7日分を備蓄

「自宅避難」は想定外

4月5日

加山さん銅像お披露目へ

加山さん銅像お披露目へ

11日、名誉市民証も贈呈

4月5日

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月1日0:00更新

  • 11月17日0:00更新

  • 11月10日0:00更新

茅ヶ崎版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

大岡越前縁の寺で祭

【Web限定記事】

大岡越前縁の寺で祭 文化茅ヶ崎市

4月20日 「浄見寺まつり」

4月16日~4月20日

茅ヶ崎版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

茅ヶ崎版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook