茅ヶ崎・寒川 経済
公開日:2021.02.19
【Web限定記事・コロナ禍の群像(5)】
地産地消、良質なテイクアウトのため工夫重ねる
ころとむっくす(茅ヶ崎市元町)
ダイニングバー・バルの「ころとむっくす」(茅ヶ崎市元町2の22TMWビル2B、【電話】0467・57・2040)は、昨年4月下旬からテイクアウトを開始している。ハンバーガーやクラブハウスサンドのほか各種弁当などを展開。地元農家やパン店から食材を仕入れるなど、地産地消とおいしさを両立させたテイクアウト商品を作り出してきた。
「当初テイクアウトは、コロナ禍が収束するまでの『つなぎ』のつもりだった」と同店担当者。食材費、商品を包む紙や箱、人件費などの原価をふまえると、利益がほとんど出ない料金設定にしていた。販売価格を抑えることで、地域に貢献したいという気持ちもあった。
しかしコロナ禍が長期化することにより、値上げしなければならない状況に直面している。「テイクアウト専門店とは異なり、(大量仕入れなどで)原価を抑えるのも難しい。とはいえ商品の質は落としたくないので、ジレンマとなっている」と話す。
店内ライブ文化を続けたい
店舗営業の状況も変わった。席やテーブルを減らし、ミュージシャンを招いた名物の店内ライブは休止としている。「だれかと一緒においしいものを食べつつ、音楽を楽しむ機会は、日々のエネルギーを貰うきっかけにもなる。『コロナ後』もこの大切な文化を続けていくため、工夫を重ねていきたい」と同店担当者。
インスタグラムで情報発信中。【URL】https://www.instagram.com/korotomukkusu/
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