芹沢にある「カーショップリアリティ」代表の目桑宏次郎さん(31)が、4月24日、25日に奥伊吹モーターパーク(滋賀県)で開催された「D1グランプリ 2021」シリーズに初参戦した。目桑さんは大迫力のドリフトバトルを魅せ、4位という好成績を残した。
非日常的な動きで魅了
大きな白煙とタイヤ音を響かせつつ、巧みなドライビングテクニックでマシンの後輪を滑らせながらコーナーを駆け抜けるドリフト走行。ダイナミックで非日常的なアクロバティックな動きで観客を魅了する。
そのドリフト競技の最高峰とうたわれるD1グランプリ。目桑さんはチューンアップした「180SX」で挑んだ。
予選に位置づけられる「単走」は、ドライバーが1人ずつ走行して技術の正確さを競う競技。走行ラインなどのポイントに加え、角度やスピードなどの要素が得点化される。約30台がエントリーしたなかで、目桑さんは4位通過。そして、上位16台で競われるD1の真骨頂、1対1の勝ち抜きトーナメント戦「追走」に駒を進め、抜群のマシンコントロールで4位に輝いた。
自身の走りについて目桑さんは「初出場のわりに上出来だった」と振り返る。
小学生から車好き
幼い頃から「シルビア」や「マークII」など、走りを楽しめる車種が好きだった。初めて購入したのは中古の「セフィーロ」。
モータースポーツにはまっていく中で、2015年に転機が訪れた。競技の世界へ誘われ、D1地方戦に初参戦。ストリートで培った技術で優勝をもぎ取りランクを上げていった。18年にD1ライツに出場。19年、20年はシリーズチャンピオンに輝き、今シーズン初めて最高峰のグランプリ戦に挑戦している。
21年シリーズは5大会10戦で行われる予定で、次回は6月26日(土)・27日(日)に筑波サーキット(茨城県)で開催される。
「目標は優勝」ときっぱり。マシンの調整に余念がない。
|
<PR>
茅ヶ崎版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|