みんなの下水道(茅ヶ崎市下水道河川部)
9月10日は下水道の日。9月4週にわたり、下水道の大切な役割をご紹介しています。
https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/kurasi_gesuido/1045423.html
そこは、まるでおばあちゃんの家。昭和風情が漂う一軒家の玄関を上がると、ごく普通のリビングに、和室、台所、懐かしい砂壁まで。でも、決定的に違うのは、誰でも訪れることができるコミュニティカフェだということ。2020年9月に南湖の住宅街に誕生した『みんなの居場所 びすた〜り』(南湖4の9の9)を取材した。
鉄砲道に面した外壁と、玄関ドアには、手作りの小さな看板。この目印が無ければ、誰もコミュニティカフェだと気づく人はいないだろう。「こんな雰囲気だから、初めての人は、入って来るのに勇気が要るみたいで。でも、子どもから子育てママ、リタイア後の男性、生きづらさを感じている若者も、誰でも気軽に立ち寄ってほしい」。こう呼び掛けるのは、共同代表の永田恵子さんと川端麻理さんだ。
図書室やセルフカフェ寄付コーナーも
各居室には、持ち寄った本を集めた図書室「くるくる文庫」をはじめ、セルフサービスのカフェコーナー、マッサージやワークショップが開催できるフリースペースが常設。ネパールの雑貨やメンバーによる手づくり品、寄付品のリサイクル販売も行われている。また、食品ロスの解消となるフードドライブの窓口にも。入場料は300円(18歳未満は無料)。『びすた〜りコイン』と交換され、来場者はドリンクや品物代として利用することができる。「訪れてもらうことが目的なので、入場料が掛かっただけだったということが無いよう、自由にコインを使ってもらっています」
イベントは定期開催の川端さんの手仕事の教室のほか、不定期でフリーマーケットや映画の鑑賞会、ワークショップ、子ども祭りを実施。「先日は中学生がメダカ講座を開催したんですよ。みんなからここは一体何?って聞かれますが、それぞれ好きなように過ごす、みんなの居場所としか言えないのよ」と笑う。
ボランティアがそれぞれの特技を
前身となるのは、永田さんが10年以上前からネパール支援のために市内で運営していたカフェ。現地のコーヒーを支援している村から仕入れ、提供してきた。何でも受け入れてくれる母親のような永田さんのもとには、子育てママや生きづらさを抱える人、障害をもつ若者など多くの人が訪れていた。「でも、次第に、自分一人では抱えきれないなと思って」
そんな折、NPO法人セカンドリーグ神奈川のつてで空き家事業を活用し、家主の好意でこの家を借りられることに。そこで、元幼稚園教諭で、親子サークルの手伝いや養護学校のバス添乗やボランティアを行う川端さんに声を掛け、開設までこぎつけた。
現在は7、8人のボランティアとともに、料理や販売管理、Web、手描きのチラシ作り、物づくりなど、得意分野を生かしながら運営。「自分が好きなことを表現できる満足感や、感謝の言葉が自分たちの糧。みんな無理なく活動を継続しています」と川端さん。
ネパール語でゆっくりを意味する『びすた〜り』。「ここに居る人とのいろんな関わりや声掛け、隣にいた人との何気ないおしゃべりで寂しさが和らいだり、自分らしく自由に過ごせる場を提供できたら」
平日10〜17時。土日祝休み。(問)永田さん【携帯電話】080・9661・4671
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児童手当 2024年度制度改正について2024年10月1日(12月支払分)より、児童手当の制度が一部変更になります https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/kosodate/1024750/teate/jite-r6.html |
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