「全日本アンサンブルコンテスト」で大学の部金賞に輝いた 小林 花音さん 円蔵在住 19歳
難曲挑み掴んだ自信
○…8人までの小編成で競う第45回全日本アンサンブルコンテストが先月、山形県で開催され、神奈川大学の一員として大学の部金賞に輝いた。演奏したクラリネット四重奏による『オーディションのための六つの小品』は高い技術が求められる難曲。「細かいミスもあったので内容は80点ですが、結果は100点。自信になりました」と笑顔を見せる。
○…幼稚園からピアノを始め、音楽は常に身近にあった。8歳上の兄の影響もあり中学校では吹奏楽部に入部。クラリネットを選んだのは「パートの先輩が優しかったから」というが、優しい音色に魅力を感じた。高校でも吹奏楽を続けたものの地区大会や県大会止まり。それでも「よりレベルの高いところでやりたい」と神奈川大学に進み、全国大会常連の吹奏楽部に入部した。音楽推薦で入学する学生もいるなど、競争は激しいが「上手くなっている実感がある」
○…今回のコンテストで当初メンバーに選ばれていたのは、同じ部に所属する双子の妹の明音さんだった。しかし全国大会が開催される時期にアメリカ留学が決まっていたことから白羽の矢がたった。「これまでは自分の演奏ばかり気にしていたけれど、アンサンブルに挑戦したおかげで他の人の音も聞けるようになってきました」と、結果とともに確かな手ごたえを得た。
○…慌ただしい日々の癒しは愛犬ワオン(ミニチュアシュナウザー)と過ごす時間。「色々と話しかけています。向こうは答えてくれませんけれど」。「社会に出ても音楽を続けたい」が、将来の姿は具体的には描けないとも。今は大編成で行われる吹奏楽コンクールに出場する55人のメンバーに入るため、練習漬けの日々を送っている。
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