6月29日からの女子ラクロスの世界選手権に日本代表の主将として出場する 鈴木 理沙さん 共恵在住 29歳
「5位以上」へ背中で導く
○…6月29日からアメリカ・メリーランド州で開催される女子ラクロスの世界選手権に、日本代表の主将として臨む。本来は4年に1度行われる同大会だが、コロナで1年延期に。「モチベーションの維持や練習との両立が難しく、競技に集中する環境を整えたかった」と、昨年12月に仕事を辞め、現在は茅ヶ崎で最終調整を続ける。
○…ラクロスとは進学した明治大学で出合う。大学から始める人が多い競技で、代表に選出される環境もあるため、「4年間挑戦しよう」と意を決して入部。3、4年時には全日本学生選手権と全日本選手権を連続で制し、さらに最優秀選手にも輝いた。2017年W杯では代表で初めて主将を務めた。ポジションはMF(ミッドフィルダー)。攻守の要のような存在で、モットーは「チームが必要とするプレーの体現」。「自分よりもチーム」の精神を貫き、これまで日本ラクロス界のトップをひた走ってきた。
○…長崎県出身。大学進学を機に祖父母が住む茅ヶ崎へ。毎日4時56分の始発に揺られて通学し、練習に励んだ。「祖父母や両親、叔母に支えられてラクロスを続けられた」と感謝を口にする。夫はアメフトの現役選手。厳しい練習の合間の息抜きは、茅ヶ崎の海で過ごす時間。休みの土日は自転車で出かけ、砂浜で癒されている。
○…この5年間は、体格で上回る外国人と渡り合えるスピードと体力の向上にチームで取り組んできた。そこに「世界一」と自負するチームワークを加味し、自身2度目となる大一番に臨む。目標は歴代最高となる「5位以上」。そのためにも誰よりも走り、粘り強くボールを追いかけるつもりだ。「結果で多くの人に勇気、希望を与えたい」
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