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茅ヶ崎・寒川 コラム

公開日:2022.07.08

連載 Vol.8 文教大学 笠岡 誠一 教授
腸活ボーイ®

今月のテーマ「ササニシキ」



 米のでん粉は2つの成分に分けられます。モチモチ食感を生み出すアミロペクチンと、あっさり食感のアミロースです。アミロペクチンだけで出来たのが、もち米です。アミロースがすごく多いのが、タイ米(インディカ米)です。



 人気の銘柄はコシヒカリ系です。アミロペクチン80%、アミロース20%ほどです。水を加えて加熱すると、アミロペクチンに水が入り込み、モチモチ食感を生み出します。アミロペクチンが若干少ないのがササニシキ系です。お酢を加えてもべたつかず、寿司米には適しています。



 ササニシキ系を見かけない理由は、若干病気に弱く生産者には扱いづらいのです。ところが、腸活により良いのはササニシキ系です。でん粉のアミロースが大腸に届きやすいからです。



 「美味しい」には個人差があります。流通量が多く、接する機会の多い味に慣れ親しんでいくものです。ササニシキ系のお米も充分に美味しいのです。

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