10月30日に行われる横浜マラソンでペースメーカーを務める 細野 松宏さん 浜之郷在住 43歳
「頑張っている人の力に」
○…10月30日に３年ぶりに開催される横浜マラソンで、ランナーが目標タイムで走れるよう先導する「ペースメーカー」を務める。42・１９５Kmを走るフルマラソンの部門で、１Km４分30秒で走るグループをけん引する予定。同大会でのペースメーカーは今回で３度目。ルートや給水所の案内もするが「参加者に話しかけてもらえることがうれしい。安心してついてきてもらえるようしっかり走りたい」と話す。
○…横浜市出身。「小さい頃から箱根駅伝を見ることや、走ることが好きだった」と中学で陸上部に入部し、長距離走を始めた。荏田高校では県内トップクラスの成績を残したが、３年になるとスランプに陥り、「陸上が嫌になっちゃった」。そんな時に顧問から勧められたのが、山岳コースを登って競う「縦走」や山岳で定点の位置の正確さとタイムを競う「踏査」等の種目がある山岳競技。「上り坂に強かった」こともあり競技開始から２年で国体に出場した。２００２年の高知国体では縦走で日本一に輝くなど、計４度の国体出場を経験。19年の富士登山駅伝の優勝メンバーにもなった。
○…約20年前、茅ヶ崎市の職員に採用され、現在は小出小学校で「教育施設業務員」として学校要務を担う。トレーニングの一環として自宅からの通勤ランも日々欠かさない。児童と余った木材で消毒用アルコールの噴霧台を作ったことも。「『作り方を教えて』と言ってくる児童もいる。子どもたちと関われることは楽しい」と笑顔を見せる。
○…横浜を中心に活動するランニングクラブでコーチを務める。会員は10代からシニア世代まで幅広い。「陸上は楽しむのも頑張るのも自分次第。頑張っている人の力になりたい」
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