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茅ヶ崎・寒川 コラム

公開日:2026.09.25

学芸員のイチ推し! -連載 Vol.46-太古の茅ヶ崎をみつめた縄文土器

  • よみがえった縄文のまなざし

    よみがえった縄文のまなざし

  • 学芸員のイチ推し! (写真2)

 写真の縄文土器は、1972(昭和47)年に茅ヶ崎市北部に所在する大谷(おおや)遺跡で、市民により破片の状態で発見され、翌73(昭和48)年に茅ヶ崎市に寄贈されたものです。

 形や文様から、今から約5500年〜4500年前の縄文時代中期に作られた勝坂式土器(かつさかしきどき)と考えられます。この土器が作られた頃は縄文海進と呼ばれる現象により、茅ヶ崎市の南部はそのほとんどが海の底だったことがわかっています。この土器を作った縄文時代の人びとは、今とは全く異なる茅ヶ崎の風景を見ていたことでしょう。

 この縄文土器は、茅ヶ崎市博物館で開催中の「ちがさき今昔―古相模川編(ふるさがみがわへん)―」(10月20日(火)まで)にて実物をご覧いただけます。展示では、縄文時代から近代までの「古相模川」流域の歴史をご紹介しています。

 また、国史跡指定から100年を迎えた旧相模川橋脚(きゅうさがみがわきょうきゃく)について、復元模型(ふくげんもけい)の3Dデータを公開中です。現地と博物館に二次元コードが設置してありますので、ぜひARで表示してご覧ください。

 展示では絵や図、ワークシートを用いてお子様も楽しめるよう、工夫を凝らして皆様をお待ちしております。この秋、博物館で悠久の歴史をお楽しみください。

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