静岡県で6日に行われた全日本一輪車マラソン大会で、アレセイア湘南高校在学中の内田岬希(みさき)さん(17・十間坂在住)がハーフマラソン(21・975Km・全年齢対象)の部で2連覇を飾った。タイムは1時間3分49秒。
大会では序盤から先頭集団に取り付けると、終盤には4人のグループに絞られ、残り500メートル付近から一騎打ちの展開に。そこで相手がカーブで外に膨らんだのを見て、一気にインコースを突いてスパート。最後は2位に100メートルの差をつけ、ゴールに飛び込んだ。
世界最大規模の自転車レースであるツール・ド・フランスなどを見て研究を重ねる内田さん。今回もレースに臨むにあたって複数のパターンを想定し、作戦を練った。「自分で集団をコントロールできるような位置に早く付けたかった」。スパートまで力を温存し、一騎打ちの展開に持ち込む作戦が当たった。想定していた通りの戦いになり、「レース中はいろんなことを考え、頭を使いながら走ることができた」と満足げに振り返った。
父の重之さん、母の亜矢子さんの献身的な協力も勝利を後押しした。重之さんは仕事が終わると内田さんを河川敷などに送迎し、練習をサポート。亜矢子さんは午前4時に起床して朝食を用意するなど食事面でバックアップした。内田さんは「父さん、母さんに助けてもらったから勝てた」と感謝を示した。
「次は記録を」
来年は3連覇に加え、日本記録のタイム更新を目標に据える。「今大会に向けて250キロを走り込んだが、記録には届かず、すごく悔しかった。次は記録更新を目標に練習していきたい」と意気込みを見せた。
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