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茅ヶ崎・寒川 トップニュース社会

公開日:2022.12.23

純水館記念碑を設置
「観光拠点、市民の誇りに」

  • (上)除幕式(下)設置された記念碑=14日

 茅ヶ崎の歴史研究などを行うグループ「ちがさき丸ごとふるさと発見博物館友の会」(丸博友の会)は、かつて新栄町に存在した製糸工場「純水館」の記念碑の完成を受け14日、除幕式を開催した。

 記念碑が設置されたのは、茅ケ崎駅北口にあるヤマダデンキ北側の公園。除幕式には佐藤光市長、桑野光正ヤマダデンキ前社長、製糸場の創始者・小山房全(ふさもち)の孫の掛川國雄さんらが祝福に駆けつけた。

 製作費を寄付した大勢の賛同者が見守る中、幕が下ろされると、大きな拍手が送られた。記念碑はこの日、市に寄贈された。

約250人が支援金

 昨年10月に同会が純水館をテーマにした講演会を開いた際に設置を求める声が上がったのを受け、活動が始まった。ヤマダホールディングスが設置場所の無償提供を決めたことで機運が高まり、8月には純水館の写真展を開催し支援を募ったところ、約250人から賛同を得ていた。

 「純水館講演会」実行委員長を務める有村幸三さんは「市民にとっての地域遺産となり、ここが新たな観光拠点、市民の誇りの場所として、市内外から多くの人たちが足を運んでくれることを祈りたい」と思いを明かし、「将来はイトーヨーカドー茅ヶ崎店とヤマダデンキの間から茅ヶ崎郵便局へと続く道を『製糸場通り』と名付けることを市に提案するなどして、歴史を後世に伝えていきたい」としている。

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