茅ヶ崎・寒川 人物風土記
公開日:2023.02.10
赤松町の「YU-ZUルーム」で18日、19日に個展を開く写真家
三浦 一浩さん
赤松町在住 43歳
自然のメッセージ 作品に込めて
○…波が立ち、崩れようとするその刹那、海水が龍や馬、ハートを描き出す-。湘南の海を舞台に、奇跡のような瞬間を捉えた写真が話題となり、数々のコンテストで入賞を果たしている。2月18日、19日には赤松町のYU-ZUルームで市内初となる個展を開く。「湘南の海の魅力的な表情を、多くの人に知ってもらえたら」
○…辻堂で生まれ育つ。若い頃から地元の海でサーフィンを楽しむ傍ら「少しでも海をきれいにしたい」とビーチクリーンも行っていた。10年ほど前のある日、浜辺にごみを置いて立ち去ろうとする若者たちを発見。追いかけて声をかけると「湘南の海なんてどうせ汚れているんだからいいでしょ」と返された。「ショックでした。ここにしかない美しさがあるとずっと思ってきたので」。もっとこの海の素晴らしさを伝えたい、と手にとったのがカメラだった。発表する作品は加工はおろか、連写もしていない。2時間海に入って一枚も撮れない日もあるが、自然の声に耳を傾け「今だ、と感じる一瞬」を追い続ける。
○…普段は建材などを扱う商社で役員を務める。写真家との「二足のわらじ」は楽ではないが、作品の収益の一部を保護活動に還元、美しく安全なビーチを証明する「ブルーフラッグ認証」の普及を目指すNPOにも所属するなど、海は絶えず生活の中心にある。「自然環境に対する考えはここ10年で大きく変わった。仲間も増え、徐々にですが良くなっている実感があります」
○…結婚を機に妻の実家のある茅ヶ崎に居を構え、11ヵ月から7歳まで2男1女にも恵まれた。子どもたちと海に行くことも多いという。「彼らに湘南の海の美しさを、当たり前のように受け継いでいきたい」
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