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茅ヶ崎・寒川 人物風土記

公開日:2026.05.08

彫刻家で、5月17日から始まるKAAT神奈川芸術劇場初の彫刻の展覧会「彫刻される劇場」に展示する 棚田 康司さん 茅ヶ崎市香川在住 57歳

  • 棚田 康司さん (写真1)

木彫通じ「人間」を探求

 ○…劇場空間と現代美術を融合し新しい表現を生み出すことを目的に、KAAT神奈川芸術劇場で開催されている年に一度の独自の企画展。11回目の今回は同劇場で初の彫刻の展覧会に決まり、同じく彫刻家である三沢厚彦さんと臨む。作品の見せ方にこだわり、音や光などのパフォーマンスを取り入れた劇場ならではの展示を追求してきた。「鑑賞しているうちに物語に巻き込まれ、気付けば演者になっている、そんな体験をしたと思ってもらえたら」

 ○…兵庫県明石市出身。高校時代に表現することに関心を抱き、東京造形大学に進学し「創作人口が少なかったから」と彫刻の道へ。東京藝術大学大学院を修了後、文化庁の研修制度でベルリンに滞在し、文化や芸術への意識の高さに刺激を受ける。帰国後、「自分の創作とは何か」を突き詰め、人形を彫り、その内面性や感情を表現することを決意。制作技法も「日本の彫刻の原点だと思った」ことから、一本の木から作品に仕上げる「一木造り」で一貫して彫り続けている。

 ○…妻、息子との3人家族。妻の実家が近く、アトリエ兼用の物件があったことから1993年に茅ヶ崎市香川に移り住む。住みやすく子育てしやすいといい、近所のスーパーによく買い物に出掛けたり、小出川を散歩したりして気分転換。行き詰まった時は決まってビートルズなどの楽曲をギターで弾いて頭をリセットさせている。

 ○…今回の企画展では「彫刻は面白いと思ってほしい」と願う一方で、「人間」をテーマにした次なる構想も進めている。「「『人間』が好きで興味が尽きない。人との出会いや生活の中で生まれる違和感、疑問、感動などを表現し続けたい」。飽くなき探求心で人間の本質を浮き彫りにする。

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