鶴嶺高校1年の平田凪人さん(16)がSUP(スタンドアップパドルボード)の日本代表として、アラブ首長国連邦のアブダビで10月29日から11月2日にかけて開催される世界選手権に出場する。しかし渡航費など多額の費用がかかることから、クラウドファンディングで支援を募っている。
平田さんは競技歴9年。4月19日と20日に京都府で行われたJCF日本代表選手選考会のU―18部門に出場し、6Kmの距離をM字に岸から沖へ往復する「テクニカル」と、10Kmの長距離の速さを競う「ロングディスタンス」で、2位以下を大きく引き離して優勝した。「テクニカルでは思ったより波があったが、うまくつかめた」と振り返る。
ロングディスタンスでは総合でも2位に。これにより、U―18日本代表として、世界選手権への出場を決めた。
平田さんは「冬の間に取り組んできたトレーニングの成果で、力がついてきた実感がある」と手応えを語る。
目指せ世界で通用する選手
世界への切符を手にした平田さんだが、アブダビへの渡航費と宿泊費だけで50万円がかかる。またSUP用ボードは4m以上あり特別な輸送が必要となるため、今回は現地でレンタルする予定だが、それでも15万円ほどかかるという。
そこで6月中旬からクラウドファンディングを開始。11月までに100万円を集めることを目指す。返礼品には、平田さんによるSUPスクールなどが用意されており、6月末時点で支援者29人から25万9000円が集まっている。平田さんは「世界で通用する選手になるという目標への第一歩を踏み出したい。ぜひ支援をお願いします」と話している。
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