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茅ヶ崎・寒川 社会

公開日:2026.06.12

伝統の響き 次世代につなぐ 菱沼祭囃子保存会会長 藤崎直也さん

  • SNSでの発信も始めた

    SNSでの発信も始めた

  • ふれあいまつりで演奏する会員=提供

    ふれあいまつりで演奏する会員=提供

 神輿の宮出しや宮入りを、華やかな演奏で盛り上げる祭囃子。菱沼八王子神社を拠点に、地域の伝統を守っているのが菱沼祭囃子保存会だ。

 会長を務める藤崎直也さん(43)が同会に入ったのは小学2年生の頃。最初は祭り好きな両親に連れられての参加だったが「友達ができて練習に行くのが楽しかった」

 中学、高校時代は部活やアルバイトで忙しく足が遠のいていたが、仕事が落ち着いた20代半ばで活動に復帰した。

 現在、会員は30人ほど。8月から翌年4月は毎週日曜日に、浜降祭やイベントの多い5〜7月は水曜日と日曜日の夜に、練習を重ねている。太鼓だけでなく笛や鉦などを学べるのも特徴だ。

 浜降祭では茅ケ崎駅前で開催される「協賛祭囃子演奏会」に出演するほか、同神社の例大祭、ふるさとふれあいまつりでも演奏を披露するなど、1年を通して活動する。

 31歳の時、若返りを望む周囲の声に推されて会長になったが「伝統の継承には強い危機感がある」という。

 特に打撃となったのがコロナ禍だ。かつては小学生だけでも30人ほどの会員がいたが、現在は4人。「今の子どもたちは習い事や塾で忙しく、参加へのハードルは上がっている」という。

 そこで夏にはバーベキュー、冬にはクリスマス会を開催するなど、子どもたちが楽しめるような工夫も。最近では会員を募集するチラシをポスティングしたり、SNSも始めた。「地域全体では子育て世代が増えている。あらゆる手段で活動の魅力をアピールし、若い世代にも関心を持ってもらえたら」と話している。問い合わせは藤崎さん【携帯電話】080・4726・2239へ。

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