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公開日:2026.07.31

秦野市と上智大が連携協定 短期大学部閉学も関係維持

  • 協定を結んだ高橋市長(左)と杉村学長(秦野市提供)

    協定を結んだ高橋市長(左)と杉村学長(秦野市提供)

 秦野市と上智大学は7月17日、地域社会の活性化や人材育成に関する包括的な連携協定を締結した。市内にキャンパスを置く上智大学短期大学部の閉学を前に、連携関係を引き継ぐことが目的。同日、東京都千代田区の上智大学四谷キャンパスで締結式が行われ、高橋昌和市長ら秦野市関係者と上智大学の杉村美紀学長などが出席した。

 上智大学短期大学部(旧・上智短期大学)は、秦野市上大槻山王台に1973年に開学。秦野市は2007年に同校と連携協定を締結し、これまで学生ボランティアによる小学校での英語教育支援「イングリッシュフレンド」や、外国につながりのある児童生徒への学習支援「カレッジフレンド」、中学生英語スピーチコンテストへの協力など、多文化共生や語学教育を中心に多様な取り組みを展開してきた。また、市職員による大学での講義や災害時の施設利用協力など、行政と大学の相互交流も深く根付いている。

 しかし、18歳人口の減少、女子の共学・4年生大学志向などを背景に十分な志願者を確保することが困難となり、短期大学部は24年度入試を最後に学生募集を停止。26年7月現在、継続学習中の学生が在籍しているが、卒業を待って文部科学省へ廃止認可申請を行い、今年度中に正式に閉学となる予定。閉学後のキャンパス利活用については未定で、学校法人が検討を進めている。

 こうした短期大学部の閉学を前に、秦野市と短期大学部が築いてきた長年の歴史を踏まえ、今後も両者の関係性を維持・発展させるため、上智大学へと連携の枠組みを引き継ぎ、新たな協定を締結するに至った。今回の協定により、両者は【1】地域社会の活性化と活力ある人材育成【2】双方の保有資源の相互利用【3】その他目的達成に必要な事項の3項目で協力を進める。

英語教育支援は継続

 今後は、これまで短期大学部が担ってきた英語教育支援や地域貢献活動などを基盤に、上智大学が持つ人的・知的資源をさらに活用し、地域課題解決に向けた取り組みを持続的に推進していく。

 具体的には、上智大学の学生が秦野市に訪れ、英語教育支援や英語体験事業を実施。そのほか教育実習・インターンシップ受け入れや、多文化共生教育に関する知見共有、地域課題の共同研究、災害時やスポーツ施設の相互利用など幅広い分野で協働する。実施可能な事業から順次開始していく方針で、秦野市総合政策課は「これまでのつながりを大切にしながら多様な分野で新たな連携を進め、地域のさらなる発展につなげたい」と話した。

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