落合克宏市長は14日、平塚市の2013年度当初予算案を発表した。一般会計の総額は826億6千万円。次期環境事業センター整備終了などを受け、前年度から57億4千万円規模縮小されたが、過去最大だった前年度に次ぐ、2番目の予算規模となった。
歳入では、市税収入が417億8442万円で、前年度に比べて4億3664万円(1・1%)増。法人市民税が前年度比で5541万円(1・7%)減少する一方、個人市民税は税制改正により4億5742万円(3・1%)増収すると見込んでいる。
市債は80億3930万円で前年度比22億円減。13年度末の市債現在高は534億2千万円を見込む。 歳出は、新庁舎建設に55億4100万円を計上、投資的経費が105億5900万円を占め、過去4度目、2年連続で100億円を超えた。扶助費は、障がい者福祉関連費で3億9462万円増額し、全体で前年度比2億5945万円増えた。
財政健全化の取り組みは、特別職給与や管理職手当の削減、昨年の事業仕分けを踏まえた事業の廃止、ネーミングライツによる歳入確保などで、2億6480万円の効果を試算する。
一方、歳出の中の主な新規事業は、▽平塚保育園(宮の前)で始める病後児保育への補助(1202万円)、▽港幼稚園と須賀保育園を一元化するとして15年度着工予定の「(仮称)港地区認定こども園」の設計(636万円)、▽湘南ベルマーレホームゲームへの小学生の招待や選手の学校訪問事業(1000万円)、▽次期環境事業センターの余熱利用施設の設計(1730万円)、▽老朽化した校舎の長寿命化を進めるとして、崇善小・中原小・浜岳中で屋上防水や外壁などの大規模改修をする事業(3億2273万円)、▽単身高齢者らの見守りシステム導入(2295万円)など。
また、ツインシティ整備推進事業に5122万円を計上したほか、「真土金目線」「吉沢土屋線」「河内公所線」の3路線での拡幅や歩道整備(2億4124万円)、校舎内和式トイレの様式化を進めるとして14小学校39組、10中学校で34組のトイレを改修する事業(1375万円)などが予算案に盛り込まれている。
=中面に関連記事「安全と経済対策に重点」「エネファーム助成を予算計上」
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