市販のキットで自作したロボットを使った競技大会「WRO Japan決勝大会」(9月20日・東京都)に、平塚中等教育学校の科学部が出場する。2009年以来2回目の挑戦に、チームを組む3人は「満点を取って1位を狙いたい」と意気込んでいる。
平塚中等は、全国15会場の公認予選会を勝ち抜いた16の中学生チームに名を連ね、エキスパート競技部門で日本一を争う。
玩具メーカーのLEGOから市販されているキットで組み立てたロボットをコンピュータプログラムで動かし、フィールドに描かれたマス目の交点にあるブロックを順番通りに収集する競技。同校科学部の堀川俊輔さん(3年)と浅野瑞晃さん(2年)、中村綺斗さん(同)の3人は、横浜で行われた予選で参加29チーム中唯一の満点を獲得し、全国の切符を手にした。
決勝大会に向け、3人は予選で用いたロボットのデザインを大幅に変更。後輪タイヤを球体にして旋回性を高めたり、効率的にブロックを収集できるようアームの形状を見直したりして、予選でマークした1分10秒台前半のタイム更新を目指す。
競技はロボットを組み立てるところから始まるが「当日に知らされるサプライズルールもあるので、対応できるロボットを作ることも大切」と浅野さん。予選ではトップだったタイムも、全国では更なる短縮が求められる。「全国では40秒くらいのタイムを出さないと」と3人は話し、改良型のロボットがプログラム通りに動くことを期待している。
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