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平塚版 公開:2016年2月18日 エリアトップへ

東海大学チャレンジセンター「3.11生活復興支援」のリーダーを務める 高橋 直也さん 東八幡在住 20歳

公開:2016年2月18日

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郷土愛 復興の力に

 ○…東日本大震災被災地の集会所として活用できる「どんぐりハウス」の設置などを行ってきた東海大学チャレンジセンターのプロジェクト「3・11生活復興支援」のリーダーを務める。「一方的に何かを手伝って終わりではなく、まずは被災された方の声に耳を傾けて、持続的に地域に根付くまちづくりを考えたい」と震災からまもなく5年を迎える被災地に思いをはせる。

 ○…「平塚から出ようと思ったことはないですね」と、言い切るほど地元が大好きだと笑う。実家は祖父の代から続く植木屋。小学校などで作業する父の傍らで遊んでいたことも「いい思い出」と目を細める。故郷への愛着が強い分、被災地で地元に帰れず仮設住まいをしている人や、津波によって更地になってしまった町を見ると「何かできることはないか」と、活動にも熱が入る。

 ○…政治学科で地方自治を学ぶ。活動場所の岩手県大船渡市の泊(とまり)地区には月1回、宮城県石巻市の相川・小指(こざし)地区には2・3か月に1回のペースで通い、「月曜日の朝に夜行バスで帰ってきてそのまま授業に出ることもある」と苦笑い。「寒い地方だけどあったかい場所。何度でも足を運びたくなります」と、家族のように食卓に招いてくれる住民や、孫同然にかわいがってくれる高齢者たちの顔を思い浮かべる。

 ○…はじめは意思の疎通が難しかったというが、足を運び、顔を覚えてもらううちに、だんだんと心の距離も近づいた。東京五輪開催に沸く中、震災の歴史が風化してしまう不安など、目の当たりにした被災地の現状を伝えたいと、昨年11月には平塚市と被災地2地区をテレビ中継で結び、リポーターとして被災地の住民の声を伝えた。「平塚の方からリアルタイムで『被災地を忘れていません』とエールが届いて、こういう輪を広げていきたいと、活動への思いが強くなりました」。まっすぐな思いが、新たな風を起こし続ける。

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