平塚版 掲載号:2018年6月21日号 エリアトップへ

「湘南ひらつかふれあいマーケット」出店会の会長を務める 塩田 貞吉さん 平塚在住 50歳

掲載号:2018年6月21日号

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変わらないため、変わる

 ○…平塚で育った野菜や果物、地元商店主が手がけたパンや惣菜を目当てに朝から多くの人が列をつくる。毎月第四日曜に開催される「湘南ひらつかふれあいマーケット」の光景だ。昨年12月から平果地方卸売市場に会場を移し規模を拡大。出店実績のない企業を招いたゲストコーナーを企画するなど趣向を凝らしてきた。「毎回500人近い方が来られる。地産地消を通じてより多くの皆さんに平塚の魅力をお届けしたい」と先を見据える。

 ○…生まれも育ちも平塚で、実家は創業85年の業務用食品卸「塩田商店」。大学卒業後は食品会社の営業職として働いたが、父の死を機に25歳で家業を継いだ。85年の歴史を誇る老舗だが「変わらないために、変わらないと」と伝統や先例に縛られない発想を是とする。創業当時からの定番商品とスイーツの王道を絡めた「味噌アイス」を3年前に開発、飛ぶような売れ行きで湘南ひらつか名産品にも選ばれた。「仮に失敗しても苦い経験の中に『学べて良かったこと』を見出せばいい」。そんな前向きな姿勢で事業にまい進している。

 ○…妻と二男、母と暮らす。趣味は釣りで、最近は大磯の海でタコを仕留めてから仕事に向かう。帰宅後、釣果が刺身になって食卓に並ぶと子供たちは大喜び。家族の笑顔が飛び交うそんな時間がなによりの宝物という。「仕事やマーケットに全力で取り組めるのは妻の理解と協力あってこそ」と感謝も忘れない。

 ○…次回のふれあいマーケットは、6月24日。「ここに来れば美味しいものや楽しいことに出会える」という理想に一歩でも近づこうと、新たな企画も着々と進行中だ。「平塚の物産を通じて郷土に愛着と誇りを感じてもらう」というマーケットの意義を変えないよう、絶えず変わり続ける。

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