平塚版 掲載号:2019年4月18日号
  • LINE
  • hatena

若手酪農家「角笛会」 平塚産生乳でジェラート あさつゆ広場で常設販売

社会

製品を紹介する片倉前会長(右)ら角笛会のメンバー
製品を紹介する片倉前会長(右)ら角笛会のメンバー

 平塚産の生乳のおいしさを広く発信しようと、市内の若手酪農家からなる「角笛会」(内田明光会長)はこのほど、JA湘南の大型農産物直売所「あさつゆ広場」と協力し、同広場で地場産ジェラートなどの常設販売をスタートした。同会は「平塚の酪農を盛り上げるためにも、多くの人に味わってほしい」としている。

 30〜40代の酪農後継者で構成され、今年で結成47年目という同会。このうち、片倉幸一前会長を中心としたメンバー8人が、今回のプロジェクトに奮闘してきた。

 これまで同広場では県産の牛乳を使用し、隣接する「あさつゆ工房」で生産したジェラート、ソフトクリーム、カップアイスを販売。同広場の田中祐輝店長によると、ジェラートはバニラや足柄茶味をはじめ、季節によってはトマト味やクリマサリ味など12種類ほどを扱い、人気を集めている。

 同会はジェラートなどの原材料を地場産生乳に切り替えるにあたり、特に殺菌手法に工夫を凝らした。通常、120℃で2秒ほど加熱する工程を、70℃前後で30分間じっくりと加熱する「低温殺菌」にしたことで「搾り立てに近い、生乳本来の濃厚な味」を実現。3月16日から段階的に常設販売を開始した。

地産地消へ試行錯誤

 平塚は県内でも酪農が盛んで、市内の乳牛の飼育頭数は伊勢原に次ぐ948頭(2017年2月現在)と、県内第2位。平塚の酪農家計29軒(18年3月現在)が生産する生乳は、年間約6000tにもおよぶ。

 ただ、片倉前会長によると、野菜と違い、生乳は工場での加工が必要なため、生産者が直売できないうえ、市内外の牧場で搾った生乳は、工場の大きなタンクで混ざって一つになる。そのため商品を販売しても「『平塚産』と明確には言えない」のが悩ましかった。

 ただ「自分たちが自信を持って生産しているのだから、何とかして地元の消費者に届けたい」。その思いで3年ほど前から企画し、試作を繰り返してきた。

 安全な品質を保持するため、生乳の輸送時の温度管理も徹底し、10℃以下で届けられるよう保冷バッグを活用。保健所との協議など試行錯誤を重ね、実現にこぎ着けた。

 現在は同会のメンバーが毎日当番制で、自身の牧場で搾乳した生乳を納品。ジェラート、ソフトクリーム、カップアイスは税込300円などで販売されている。片倉前会長は「おいしく味わい、平塚の酪農について知ってもらえれば」と話した。
 

平塚版のトップニュース最新6件

リトアニアパラ選手 来平

駅前市民窓口センター移転

平塚市

駅前市民窓口センター移転

5月16日号

バラ香る傘カバー開発

「必ず十両に返り咲く」

落合氏 3選果たす

平塚市長選

落合氏 3選果たす

4月25日号

花咲く大磯で庭めぐり

オープンガーデン

花咲く大磯で庭めぐり

4月25日号

平塚版の関連リンク

あっとほーむデスク

  • 2月14日0:00更新

  • 2月7日0:00更新

  • 12月20日0:00更新

平塚版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2019年5月16日号

お問い合わせ

外部リンク